「iPhone画面の色がおかしい!修理料金は?」
「正規店での修理料金は高いの?」
「正規店と非正規店はどっちが安い?」
今回は、このようなiPhoneの画面修理に関する疑問に答えていこうと思う。
本記事では、元iPhone修理店社長の筆者が、以下の内容を詳しく解説していく。
この記事を読めば、正規店と非正規修理店のiPhone画面修理料金について詳しく知る事が出来る。
又、今のiPhoneの状態や症状に対して、どのように対処すれば良いのかが分かるようになるだろう。
本記事では、初心者が絶対に知っておきたいiPhone画面修理に関する情報を掲載しているので、画面割れや液晶不良などにより、iPhoneの画面修理を検討している人は、ぜひ最後まで読んで頂きたい。
iPhone画面修理が必要となる主な症状5つ
まずは、iPhoneの画面修理が必要となる主な症状を5つ、以下の通り紹介していく。
- 画面割れ
- 画面の色がおかしい
- 画面に線が入った
- 液晶漏れ
- 画面が勝手に動く
これらの症状が出た場合には、修理店での画面修理を検討する必要がある。
ただ、症状によっては自分ですぐに直す事の出来る場合もあるので、以下の症状別の解説をよく読んでもらいたい。
画面割れ
画面割れのままiPhoneを使い続けると、症状が悪化し、液晶画面の不具合や基盤などの故障を引き起こしてしまう可能性があるため、出来るだけ早めに修理店へ修理依頼するようにした方が良い。
因みに、iPhoneの画面割れを自分で修理すると、違法になる可能性もあるのでおすすめできない。
iPhoneの画面が割れている場合の対処法などについて詳しく知りたい人は、iPhoneの画面が割れた!どうすればいい?元修理のプロが徹底解説を、読んでみてほしい。
画面の色がおかしい
iPhoneの画面の色が、「オレンジっぽい」「青っぽい」「セピア色になってる」「色反転している」というような場合も、画面修理が必要かもしれない。
但し、iPhoneの画面がおかしいという様な症状については、液晶不良以外にも以下の様な可能性が考えられる。
- iPhoneの設定の問題
- iPhoneを修理に出した
何らかの原因によりiPhoneの設定が変わってしまった事で、画面の色に問題が出ているなら、その設定を元に戻してあげればすぐに問題解決出来る。
又、街の修理店で画面修理をした後から画面の色がおかしくなったという場合には、交換した液晶画面の品質の問題かもしれない。
iPhone画面の色がおかしくなってる場合、原因により対処法が大きく異なってくるので、まずは【速攻解決】iPhoneの画面の色がおかしい時の原因と直し方を解説を読んでみてほしい。
画面に線が入った
iPhoneを落下させた場合など、画面割れと共に液晶に線が入ってしまう事はよくあるが、そういった場合は、液晶画面そのものが故障しているという可能性が非常に高い。
液晶画面が故障してしまった場合、もはや自分で直す事は出来ない(というかおすすめしない)ので、修理店にて画面交換修理を依頼するようにしよう。
しかし、iPhoneに何も衝撃を与えていないのにも関わらず、突然画面に線が入ってしまったという様な事も起こり得る。
その様な場合、液晶画面の故障ではなく、iOSなどのシステム的な不具合が原因となっている可能性が考えられる。
つまり、iPhoneの画面に線が入る原因は、大きく以下の2つに分ける事が出来る。
- (ハード)液晶画面の故障
- (ソフト)システム的な不具合
そして、システム的な不具合が原因となっているなら、自分ですぐに問題解決出来る可能性がある。
自分で症状を改善出来れば、もちろん修理依頼する必要もないので、iPhoneの画面に横や縦などの線が入っているという場合には、【必見】iPhoneの画面に横線!原因や直し方を徹底解説を必ず読んでみてほしい。
液晶漏れ
液晶漏れが発生する原因の多くは、本体落下などによる液晶画面故障。
iPhoneの画面に、インクが漏れ出したような黒いシミが出現した場合は、典型的な液晶漏れの症状で、画面交換の修理が必要となる。
液晶漏れが発生した場合、症状が悪化する可能性があるので、放置せずに出来るだけ早めの修理をおすすめする。
液晶漏れと思われる症状が出ている場合は、【保存版】iPhoneが液晶漏れ!原因や修理代を徹底解説を、ぜひ読んでみてほしい。
画面が勝手に動く
iPhoneの画面が勝手に動く症状を「ゴーストタッチ」という。
ゴーストタッチは非常に厄介な症状で、勝手に誰かに電話発信してしまったり、メッセージを送信してしまったりする事があるので、早急に対処しなければならない。
ゴーストタッチの原因は、主に以下の4つが考えられる。
- 液晶画面の故障
- 基盤故障
- システム的なトラブル
- ウィルス感染・乗っ取り
原因により対処法が異なるが、いずれにせよ早急な対処が必要だ。
ゴーストタッチが発生しているという場合、大きなトラブルに発展してしまわないよう、まずは必ず、iPhoneの画面が勝手に動くゴーストタッチの直し方4選を読んでほしい。
iPhoneの画面修理はどこに頼むべき?
iPhoneの画面修理が必要だと判断した場合、どこの修理店に修理依頼するのが良いのだろうか?
iPhone修理店は大きく分けて以下の2つに分類出来る。
- 正規店(Apple&大手キャリア含む)
- 非正規修理店(街の修理店)
修理の依頼先を決める際、まずは正規店か非正規店かを決めなくてはならない。
そこでここからは、以下の4つを解説していくので修理店選びの参考にしてほしい。
それぞれ、詳しくみていこう。
正規店のメリット・デメリット
正規店でiPhoneの画面修理を依頼するメリットとデメリットをそれぞれ紹介していく。
メリット
- AppleCare+に加入していると格安で修理できる
- 純正部品で修理してもらえる
- どの店舗でも同じ料金で修理を受けられる
デメリット
- AppleCare+未加入だと修理代が高額
- 修理完了まで時間がかかる場合が多い
- 修理前に端末の初期化が必要
非正規修理店のメリット・デメリット
次に、非正規修理店にiPhoneの画面修理を依頼するメリットとデメリットを紹介しよう。
メリット
- AppleCare+未加入でも修理代が比較的安い
- 修理完了までの時間が早い
- 修理後保証期間が正規店よりも長い場合がある
- 基本的に端末の初期化は必要ない
デメリット
- 修理するとAppleの保証対象外となる
- 純正部品を使った修理ではない
- 修理後に警告が表示される場合がある
- 修理店により料金やサービス内容の違いがある
正規店がおすすめな人3選
iPhoneを修理に出す際、正規店がおすすめな人3選を紹介していく。
1.AppleCare+に加入している人
AppleCare+に加入している人は、絶対に正規店での修理がおすすめ。
理由は、低価格かつ純正部品で修理してもらえるから。
AppleCare+に加入していて、当該保険の対象となっている端末であるなら、正規店での修理一択と言えるだろう。
2.純正部品で修理してほしい人
iPhoneの純正部品を取り扱えるのは、正規店のみ。
なので、画面修理後にタッチ反応が悪くなったり、画面の色味が変わってしまうというような心配事は一切ない。
又、非正規修理店で画面交換修理を行うと、機種によっては「純正品ではない旨のメッセージ」が警告表示されてしまうが、正規店であればそういった事もない。
3.ハードウェア保証が残っている人
iPhoneには、購入から1年間のハードウェア保証が付いている。
ハードウェア保証は、製品の自然故障に限り、保証期間内であれば無償で修理してもらえる可能性がある。
その為、AppleCare+に加入していなかったとしても、ハードウェア保証が残っており、さらに自然故障の可能性があるなら、一度近隣の正規店で見てもらう事をおすすめする。
但し、本体落下や画面割れなど、過失による故障については、ハードウェア保証の対象外となるので注意しておこう。
非正規修理店がおすすめな人3選
次に、街の修理屋さんである非正規修理店がおすすめな人を解説していく。
1.AppleCare+に加入していない人
AppleCare+に加入していない場合の正規店での修理料金は、驚くほど高額で、機種や状態によっては、10万円以上かかる場合もある。
一方、非正規修理店の場合、AppleCare+に加入しているかどうかは関係なく、比較的低料金で修理できる場合が多い。
2.早急に修理してほしい人
正規店での修理は、事前予約が必要で、即日修理してもらえないという場合がほとんど。
しかし、非正規修理店はその逆で、店頭持ち込み修理であれば即日対応してくれるお店が多い。
宅配での修理の場合も、対応の早い非正規修理店であれば、申し込みから端末受取まで3〜4日程度で完了する。
出来るだけ早く修理してもらわなければ困るという人には、非正規修理店がおすすめだ。
3.端末の初期化をしたくない人
正規店で修理を行う場合には、事前に端末の初期化が必要だ。
だが、非正規修理店での修理は、基本的に事前の初期化は必要ない。
その為、修理完了後には今まで通りの状態で、すぐに使い始める事が出来る。
出来るだけ手間をかけたくないという人には、非正規修理店がおすすめ。
正規店でのiPhone画面修理料金
正規店でのiPhone画面修理料金は、AppleCare+加入と未加入とで大きく異なる。
どれくらいの違いがあるのか、実際に比較表で見比べてみよう。
AppleCare+加入 | AppleCare+未加入 | |
---|---|---|
iPhone16シリーズ | 3,700円〜 12,900円 | 42,800円〜 123,800円 |
iPhone15シリーズ | 3,700円〜 12,900円 | 42,800円〜 114,800円 |
iPhone14シリーズ | 3,700円〜 12,900円 | 42,800円〜 114,800円 |
iPhone13シリーズ | 3,700円〜 12,900円 | 34,800円〜 96,800円 |
iPhone12シリーズ | 3,700円〜 12,900円 | 34,800円〜 96,800円 |
iPhone11シリーズ | 3,700円〜 12,900円 | 28,800円〜 96,800円 |
iPhoneXs(Max) | 3,700円〜 12,900円 | 42,800円〜 96,800円 |
iPhoneXR | 3,700円〜 12,900円 | 28,800円〜 59,400円 |
iPhone8(Plus) | 3,700円〜 12,900円 | 21,800円〜 59,400円 |
iPhone7(Plus) | 3,700円〜 12,900円 | 21,800円〜 48,200円 |
iPhoneSE(2,3) | 3,700円〜 12,900円 | 19,400円〜 44,000円 |
価格表を見れば一目瞭然だが、AppleCare+未加入の場合、正規店での修理料金は非常に高額となる。
一方、AppleCare+に加入していれば、仮に端末交換となった場合でも、MAXで12,900円。
この差はあまりにも大きい。
料金面を重視する場合、AppleCare+未加入でのiPhone修理は、非正規店に依頼する事をおすすめする。
正規店と非正規店のiPhone画面修理料金比較
では、AppleCare+未加入時の修理料金を、正規店と非正規店とで比較してみよう。
今回、正規店の比較対象とする非正規修理店は、アイサポとダンワンテレコムの2店。
どちらも、筆者おすすめのiPhone修理店だ。
では、早速比較表を見てみよう。
アイサポ | ダイワン テレコム | Apple | |
---|---|---|---|
iPhone15ProMax | 29,980円〜 | 28,980円〜 | 56,800円〜 114,800円 |
iPhone15Pro | 27,980円〜 | 26,800円〜 | 50,800円〜 105,800円 |
iPhone15Plus | 22,980円〜 | 20,800円〜 | 50,800円〜 96,800円 |
iPhone15 | 19,980円〜 | 18,800円〜 | 42,800円〜 87,800円 |
iPhone14ProMax | 22,980円〜 | 21,800円〜 | 56,800円〜 114,800円 |
iPhone14Pro | 19,980円〜 | 17,800円〜 | 50,800円〜 105,800円 |
iPhone14Plus | 14,480円〜 | 12,800円〜 | 50,800円〜 96,800円 |
iPhone14 | 9,980円〜 | 8,800円〜 | 42,800円〜 87,800円 |
iPhone13ProMax | 19,980円〜 | 18,800円〜 | 50,800円〜 96,800円 |
iPhone13Pro | 17,980円〜 | 16,800円〜 | 42,800円〜 87,800円 |
iPhone13mini | 10,980円〜 | 9,800円〜 | 34,800円〜 59,400円 |
iPhone13 | 9,980円〜 | 8,480円〜 | 42,800円〜 68,800円 |
iPhone12ProMax | 9,980円〜 | 8,800円〜 | 50,800円〜 96,800円 |
iPhone12Pro | 6,980円〜 | 6,380円〜 | 42,800円〜 87,800円 |
iPhone12mini | 7,980円〜 | 7,200円〜 | 34,800円〜 59,400円 |
iPhone12 | 6,980円〜 | 6,380円〜 | 42,800円〜 68,800円 |
iPhone11ProMax | 6,980円〜 | 5,980円〜 | 50,800円〜 96,800円 |
iPhone11Pro | 5,480円〜 | 6,980円〜 | 42,800円〜 87,800円 |
iPhone11 | 5,480円〜 | 4,980円〜 | 28,800円〜 59,400円 |
iPhoneSE3 | 9,980円〜 | 5,600円〜 | 19,400円〜 44,000円 |
iPhoneSE2 | 2,980円〜 | 3,400円〜 | 19,400円〜 37,400円 |
iPhoneXsMax | 5,980円〜 | 5,800円〜 | 50,800円〜 96,800円 |
iPhoneXs | 4,480円〜 | 4,200円〜 | 42,800円〜 87,800円 |
iPhoneXR | 4,480円〜 | 4,300円〜 | 28,800円〜 59,400円 |
iPhoneX | 3,480円〜 | 4,300円〜 | ー |
iPhone8Plus | 2,980円〜 | 4,000円〜 | 24,400円〜 59,400円 |
iPhone8 | 2,980円〜 | 3,400円〜 | 21,800円〜 48,200円 |
iPhone7Plus | 2,980円〜 | 4,000円〜 | 24,400円〜 48,200円 |
iPhone7 | 2,980円〜 | 3,000円〜 | 21,800円〜 42,800円 |
非正規修理店のアイサポとダイワンテレコムの画面修理料金については、各店舗により多少異なる場合があるのだが、AppleCare+未加入であれば、正規店よりも圧倒的に安い値段で修理できる。
因みに、アイサポの宅配修理は、往復送料や代引き手数料が完全無料となっている。
一方、ダイワンテレコムの郵送修理は、往復送料や代引き手数料が依頼者負担となっているのだが、機種によっては交換する液晶画面の種類を選べたり、キャンペーン適用で料金が安くなったりする。
それぞれの修理店について詳しく知りたい人は、iPhone修理アイサポの評判・口コミを元修理店社長が徹底調査と、iPhone修理ダイワンテレコムの評判や口コミを徹底解説をぜひ読んでみてほしい。
iPhoneの画面修理を避ける方法3選
ここからは、iPhoneの画面修理を避ける為の方法を3つ紹介していく。
以下の方法を参考に、iPhone本体と液晶画面の故障を防いでもらいたい。
1.耐衝撃・防水ケースを装着する
落下時の衝撃や、水没からiPhoneを守る為には、以下のようなケースを装着する事がおすすめ。
現在使っているケースやカバーを、耐衝撃ケースに変更するだけでも、破損による画面修理を避けられる確率はかなりアップするだろう。
2.強化ガラスフィルムを貼る
iPhoneユーザーには定番のガラスフィルムだが、ただのガラスフィルムではなく、以下のような強化ガラスフィルムがおすすめ。
この機会に、強化ガラスフィルムを使ってみては?
3.ガラスコーティングを施す
iPhoneのガラスコーティングは、街のiPhone修理店などですぐに施工してもらえる。
ガラスコーティングは種類によって効果の違いはあるものの、iPhoneの画面に施工すれば、画面が割れにくくなる。
iPhoneの画面であれば、5,000円前後で出来る場合が多い。
なお、効果の持続期間はコーティングの種類により異なるので、施工するお店で確認してほしい。
iPhoneの画面修理に関するまとめ
iPhoneの画面トラブルに関する症状は様々あるが、ガラス割れや液晶画面自体の故障の場合、画面交換修理を行わなければ直す事は出来ない。
しかし、システム的なトラブルなど、場合によっては正しい対処法を行う事により、自分ですぐに直せる事もある。
まずは自分で直せるかどうか対処法を試してみたいという人は、本記事で紹介したリンク先ページにて、自分のiPhoneの症状に合った対処法・直し方を確認してみてほしい。
それにしても、iPhoneの画面修理料金は機種により非常に高額になってきている。なので、出来る限り修理は回避したいところ。
とはいえ、修理を避けられなくなる事もあるのが現実だ。
AppleCare+に加入していれば安心だが、AppleCare+の月額料金は、例えばiPhone16ProMaxの場合で月額1,580円〜となっていて、とても安いとは言えない。又、購入から30日以内でなければ加入出来ないなどの加入条件もある。
そこでおすすめしたいのが、保険会社系のスマホ用保険。
筆者がおすすめしているモバイル保険は、AppleCare+の問題を解決してくれる非常にコスパの良いスマホ用の保険だ。
モバイル保険は、最新機種であっても月額700円で最高3台(例:iPhoneとiPadとAirPodsなど)まで補償対象にできる。しかも、中古携帯ショップで購入したiPhoneでも加入出来る可能性がある。
興味のある人は、【必見】中古iPhoneでも加入可能なおすすめスマホ保険4選を読んでみてほしい。