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「iPhoneの充電器って純正の方がいいの?」
「純正の充電器はどこで買えるの?」
「非純正の充電器でも安全な製品はある?」
今回は、このような疑問を解決していこうと思う。
そこで本記事では、元iPhone修理店社長の筆者が以下の内容を詳しく解説していく。
結論から先に言うと、バッテリーを長持ちさせたかったり、安全性を重視するなら、iPhoneの充電には純正の充電器を使った方が良いのだが、どうしても非純正の充電器を使いたいという事であれば、必ずMFi認証済みの製品を選ぶようにしよう。
その理由については、本記事で詳しく解説しているのでぜひ最後まで読んでほしい。
この記事を読めば、iPhoneの充電器に関する様々な疑問が解消され、iPhone本体やバッテリーを長持ちさせる為に役立つ情報を得る事が出来るだろう。
iPhoneの充電器は純正の方がいい理由
冒頭で記載した通り、iPhoneの充電には純正の充電器を使う事をおすすめする。
理由はシンプルで、純正充電器を使う場合のメリットがデメリットを上回っているからだ。
純正の充電器を使うメリットは以下の通り。
それぞれ解説していこう。
1.信頼性・安全性が高い
Appleの製品は、厳しい審査を受けていて、世界各国の政府が定めた安全基準を満たしているのだが、それは純正の充電器についても例外ではない。
粗悪な充電器を使用すると、発火などの危険性があるのだが、Apple純正充電器を使用している限り、そのような心配はまず必要ない。
又、Apple純正充電器については、購入から1年間の製品保証が付いているので、その点も安心して使えるポイントとなっている。
2.海外での使用が便利
Apple純正充電器は、100Vから240Vの電圧に対応している為、世界のほとんどの国において変圧器なしで使用する事が出来る。
又、純正アダプタとAppleワールドトラベルアダプタキットを組み合わせれば、様々な国のコンセントの形状に対応する事が出来る。
3.iPhoneとの相性が抜群
Apple純正充電器は、iPhoneの性能を最大限発揮出来るよう設計されている。
その為、iPhoneとの相性は抜群で、他社製充電器に比べてバッテリーへの負担が少ないと言える。
他社製充電器でも品質の良い充電器はたくさんある。しかしiPhoneの充電に使うという目的であるなら、純正の充電器以上に信頼出来る製品はないだろう。
4.デメリットが少ない
iPhoneの充電をする際に、Apple純正充電器を使うメリットは大きいのだが、デメリットが無いわけでもない。
考えられるデメリットは以下の通り。
- 価格が高め
- アダプタのサイズが大きめ
- カラーやデザインが限られる
これらのデメリットを大きいと考えるか、大した事ではないと考えるかは人それぞれではあるのだが、iPhoneへの負担や安全面などを考えると、メリットの方が大きいと言えるのではないだろうか。
iPhoneの純正以外の充電器のデメリットは?
ここからは、純正品以外の充電器を使うデメリットについて、以下の通り解説していく。
それでは、それぞれ解説していこう。
発火や発熱の可能性
非純正の充電器は価格も品質も様々なものが市場に出回っている。
粗悪な充電器を使用すると、バッテリーやiPhone本体に悪影響を及ぼし、本体の発熱や、最悪の場合はバッテリー発火に至る危険性が出てくる。
非純正の充電器を使っていて、iPhone本体に何らかの異常を感じたら大事になる前に修理店に相談することをお勧めする。
安心のiPhone修理店は、「【必見】元修理業者社長がおすすめ!配送で頼める非正規のiPhone修理店2選」で紹介しているので、興味があれば読んでみてほしい。
品質に問題がある可能性
純正品に比べると、非純正品の品質はどうしても劣る場合がほとんど。
例えば、ケーブルが断線しやすかったり、コネクタ部分の接触不良が起こったり。
とくに価格の安い製品に関しては、こういった問題が発生する可能性が高いと言える。
バッテリー劣化が早まる可能性
Apple純正充電器であれば、iPhoneとの相性に関して心配する必要はないのだが、非純正充電器の場合は、ものによってはiPhoneとの相性があまり良くなく、バッテリーの劣化を早めてしまう可能性がある。
充電器選びに失敗すると、バッテリーやiPhone本体の寿命を短くしてしまう可能性があるので、注意が必要だ。
iPhoneを使っていて、充電の減りが早いと感じたり、「動きが重い」「画面の明度が落ちる」などの症状が現れているなら、バッテリー交換が必要な状態になっているかも。
バッテリー交換の適切なタイミングについては、「iPhoneのバッテリー最大容量が80%以下!交換必要?」にて詳しく解説してるので、本記事と併せてぜひ読んでもらいたい。
iPhoneの充電器は純正じゃないとダメ?
ここまで解説してきた通り、iPhoneの充電にはApple純正充電器がおすすめではあるのだが、非純正の充電器であっても、粗悪な製品を選ばなければ心配するような問題はない。
では、非純正充電器を使いたい場合、どのような製品を選べば良いのだろうか。
結論から言うと、MFi認証済み製品を選べば良い。
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それでは、ここからはMFi認証製品について解説していく事にしよう。
AppleのMFi認証とは
MFi認証とは、Apple社が定める性能基準を満たした製品に与えられる認証プログラムの事で、非純正品であったとしてもMFi認証済み製品であるなら、安全に使用出来ると考えて問題はないだろう。
純正以外の充電器を使いたいという場合は、MFi認証についての最低限の知識を身につけておいてほしい。
MFi認証製品の見分け方
MFi認証済み製品かどうかを見分ける方法は、以下の通り大きく分けて2つある。
それぞれ解説していく。
製品パッケージ又は本体で確認
充電器のパッケージ又は本体に、以下の写真のように「Made for iPhone|iPad|iPad」といったバッジがあれば、その製品はMFi認証済み製品だという事になる。
購入前にパッケージを確認出来るなら、必ずチェックしておこう。
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AppleのWEBサイトで確認
ネットショップで充電器を購入する場合など、事前に製品のパッケージを確認出来ないような時には、以下のApple公式サイトにアクセスし、製品のブランド名などからMFi認証済みかどうかを確認してみよう。
iPhoneの純正充電器はどこで買えるのか
iPhoneの純正充電器が買える場所は、以下の通り。
- Apple(店舗orオンラインストア)
- Amazon・楽天市場
- 家電量販店
- キャリアショップ
- 一部のセブンイレブン
- 街のiPhone修理店・買取店
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出来るだけ安く純正充電器を購入したいという事であれば、街のiPhone修理店(非正規)や、Apple製品買取店に問い合わせてみると良いかもしれない。
筆者がApple製品買取・販売・修理店を経営していた頃は、店舗にて未使用の純正充電器やイヤホン(もちろん本物の純正品)を比較的安い価格で販売していたのだが、定期的にまとめて購入してくれる方もいたほどだ。
但し、iPhone修理店や買取販売店の全てが良心的であるとは限らないので、偽物であったり、中古品を未使用品だと言われて売りつけられたりしないよう、注意しておこう。
又、充電器を購入する場合には急速充電対応充電器とは別で、通常充電用の充電器も一緒に購入しておくことをおすすめする。
なぜなら、iPhoneの急速充電はバッテリーに大きな負担をかける可能性があるなど、いくつかのデメリットが存在するからだ。
毎回の充電で高速充電器を使うよりも、状況に応じて急速充電と通常充電を使い分けた方が、バッテリーへの負担は少なくて済むだろう。
急速充電のデメリットに関して詳しく知りたい場合は、「iPhone急速充電のデメリット3つと注意点4つを解説」を読んでみてほしい。
まとめ
iPhoneの充電には、Apple純正の充電器を使うのが最も安全で、バッテリーへの負担も少ないと言えるだろう。
しかし、価格面やデザイン面を重視して、非純正製品をどうしても使いたいという事であれば、iPhoneを安全に長く使う為にも、必ずMFi認証済み製品を使うようにしてほしい。
そして最後に、万一の故障やトラブルやに備えてスマホ用の保険に加入しておくことをお勧めする。
おすすめのスマホ用保険について詳しくは、「【必見】中古iPhoneでも加入可能なおすすめスマホ保険4選」で解説しているので、気になる人は読んでみてほしい。