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iPhoneのバッテリー交換をしても減りが早い時の対処法

iPhoneのバッテリー交換をしても減りが早い時の対処法

『iPhoneのバッテリー交換したのに充電の減りが早い!』
『原因は何?対処法はあるの?』
『バッテリー交換後にやるべきことってあるの?』

今回は、このような悩みや疑問を解決していこうと思う。

そこで本記事では、元iPhone修理店社長で数多くのiPhone修理を行なってきた筆者が、以下の内容を解説していく。

  • バッテリー交換をしても充電の減りが早い原因
  • バッテリー交換後にやること・対処法

iPhoneのバッテリー交換をしたばかりなのに、充電の減りが早いままだと感じている人は、この記事を最後まで読む事で、その原因や対処法を知る事が出来るだろう。

iPhoneバッテリー交換後の充電の持ちに関して気になっている人は、このまま読み進めてもらいたい。

iPhoneのバッテリー交換をしても減りが早い原因

iPhoneのバッテリー交換をしたにも関わらず、充電の減りが早い場合にはいくつかの原因が考えられる。

ここでは、その主な原因を以下の通り5つ解説する。

  • 交換したバッテリーの初期不良
  • iOSの不具合
  • アプリが原因となっている
  • iPhoneの設定の問題
  • iPhone本体の不具合

それでは、一つずつ見ていこう。

交換したバッテリーの初期不良

充電の減りが早い原因が、交換したバッテリーの初期不良であるという事は、可能性として十分に考えられる。

ただ、多くのiPhone修理店では修理後保証が付いているので、バッテリー交換後の初期不良であるなら、交換した修理店にて無償再修理を行なってもらえるだろう。

但し、バッテリー初期不良に関する保証期間は、修理店によっても異なるが、多くの場合が修理後1ヶ月から長くても6ヶ月となっている。

なのでバッテリー初期不良の可能性があるなら、出来るだけ早めに修理したお店に相談するようにしよう。

iOSの不具合

iOSのバグなどにより、バッテリーの減りが早くなるという事も十分にあり得る。

実際にXでも、以下のようなポストが多数確認出来る。

このような場合、iOSのアップデートを行うようにしよう。

アプリのバックグラウンド処理

iPhoneのアプリが、バックグラウンドで様々な処理を行っている場合、充電の減りは早くなる。

なので充電の減りを抑える為には、アプリのバックグラウンド処理を適切に制御する設定を行う必要がある。

具体的な設定は以下の通り。

  • バックグラウンド更新をオフにする
  • 位置情報サービスを制限する
  • 通知をオフにする

これらの詳しい設定方法については、「アプリの適切な設定」で解説している。

iPhoneの設定の問題

iPhoneの設定に問題があり、充電の減りが早くなっている可能性もあるので、以下の設定を見直すようにしてみよう。

  • 明るさの自動調節をオンにする
  • WiFiとBluetoothは必要な時以外オフにする

これらについては、「iPhoneの設定を見直す」で詳しく解説している。

iPhone本体の不具合

バッテリーやアプリの設定、iPhoneの設定に問題がないのであれば、iPhone本体の何らかの故障や不具合が原因となっているかもしれない。

バッテリー交換を行なった修理店で見てもらっても問題解決に至らなかったという場合には、「【必見】元修理業者社長がおすすめ!配送で頼める非正規のiPhone修理店2選」で紹介しているiPhone修理店に一度問い合わせてみる事をおすすめする。

iPhoneのバッテリー交換後にやること・対処法

バッテリー交換後に充電の減りが早い主な原因については、既に解説してきた通りだが、自分で原因の特定をする事は困難かもしれない。

そこでここでは、自分で出来る対処法としてバッテリー交換後にやっておいた方が良い事を以下の通り4つ紹介する。

  • 1.iOSのアップデート
  • 2.アプリの適切な設定を行う
  • 3.iPhoneの設定を見直す
  • 4.キャリブレーションを行う

バッテリー交換直後にも関わらず充電の減りが早いという場合、慌てて修理店に連絡する前に、ぜひ1〜4を順番に試してもらいたい。

それでは順番に解説していこう。

1.iOSのアップデート

iPhoneのiOSをアップデートしたらバッテリーの減りが早くなったというXでのポストを見かける事が多い。

しかし、最新のiOSバージョンにはバッテリー消費に関するバグの修正や、バッテリー管理の改善が含まれている場合があるので、古いiOSを維持する事はおすすめできない。

そしてiOSアップデート後に充電の減りが早まるというのは、バグでもない限り通常は一時的なものなので、数日間は様子を見るようにするべき。

以下のようなポストもあったので、目を通してほしい。

「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から、iOSのバージョン確認と、アップデートが出来る。

2.アプリの適切な設定

アプリに関する設定によっては、充電の減りが早くなるという事を既に解説したが、ここでは具体的なアプリのバックグラウンド処理に関する適切な設定方法を以下の通り3つ解説していく。

  • バックグラウンド更新をオフにする
  • 位置情報サービスを制限する
  • 通知をオフにする

これらの設定を適切に行う事で、充電の減りを大幅に遅らせる事が期待できるので、ぜひしっかりと確認してほしい。

それぞれ設定方法を見ていこう。

バックグラウンド更新をオフにする

「設定」→「一般」→「アプリのバックグラウンド更新」から、バックグラウンド更新をオフにするか、アプリごとにバックグラウンド更新をオフにしよう。

位置情報サービスを制限する

「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」から、位置情報サービスをオフ、又はアプリ事に「位置情報の利用を許可しない」にチェックをしよう。

通知をオフにする

「設定」→「通知」から、アプリごとに通知の設定を行う事が出来る。通知が不要なアプリは全てオフにしておこう。

3.iPhoneの設定を見直す

iPhoneの設定についても、充電駆動時間に大きな影響を及ぼす場合がある。

なので、以下の2つの設定を見直してみよう。

  • 明るさの自動調節をオンにする
  • WiFiとBluetoothは必要な時以外オフにする

それぞれ解説していく。

明るさの自動調節をオンにする

iPhoneのディスプレイの明るさはバッテリー消費に大きな影響を与える。

ディスプレイが明るければ明るいほど充電が早く減る事になるのだが、明るさの自動調節をオンにしておけば、常に適切な明るさで画面を表示することが出来るようになる。その為、無駄なバッテリー消費の抑制につながる。

「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」から、「明るさの自動調節」をオンにする事が出来る。

WiFiとBluetoothは必要な時以外オフにする

WiFiをオンにしている間、iPhoneは利用できるWiFiネットワークを探し続けている状態となっている。同じくBluetoothも、オンにしている間はiPhoneがペアリングできるデバイスを探し続ける。

その為WiFiやBluetoothは、オンにしているだけでバッテリー消費につながってしまう。

なので、それぞれ使用する時のみオンにして、使用していない時は必ずオフにするという癖をつけるようにしておこう。

4.キャリブレーションを行う

キャリブレーションという言葉を初めて聞いたという人も多いのではないだろうか。

キャリブレーションとは、簡単に言うとiPhone本体と新しく交換したバッテリーの情報を一致させる作業のこと。

バッテリー交換後、iPhoneは古いバッテリーの情報に基づいてバッテリー残量を判断するため、誤った表示となる可能性があるのだが、キャリブレーションを行うことで、新しいバッテリーの特性を正しく認識させ、バッテリー残量の表示精度を向上させることができる。また、充電効率、使用効率の改善にも繋がると言われている。

iPhone13以降のモデルでAppleや正規店でバッテリー交換した端末については、キャリブレーションを行う必要はなくなっているのだが、古いモデルのiPhoneの場合や、非正規iPhone修理店でバッテリー交換した場合には、以下の手順でキャリブレーションを行なう事をおすすめする。

  • 1.充電が完全に無くなるまで、iPhoneを普通に使用する。
  • 2.充電が0%になり電源が切れたら、3時間放置する。
  • 3.iPhoneを充電ケーブルに接続し、100%まで充電する。
  • 4.100%充電後、2時間充電ケーブルに接続したまま放置する。
  • 5.iPhoneを充電ケーブルから外し、通常通り使用する。

キャリブレーションは上記の通り、100%充電後さらに2時間程度充電器を本体に接続したままにする必要がある。
なので、バッテリーへの負担や安全面を考えると、急速充電ではなく通常充電を利用した方が良いと言える。

急速充電や通常充電のやり方などについて詳しくは、「iPhone急速充電のデメリット3つと注意点4つを解説」で解説している。

又キャリブレーションに限った事ではないが、iPhoneを充電する際には、粗悪な充電器を使用するとバッテリーへの負担増や発火の危険性などがある為、純正の充電器を使用する事をおすすめする。或いは非純正の充電器を使用するなら、MFi認証済み製品を使うようにしよう。

充電器について詳しくは、「iPhoneの充電器は純正の方がいい!と言える4つの理由」で解説しているので、こちらの記事も必ず目を通すようにしてほしい。

まとめ

iPhoneのバッテリー交換をしても充電の減りが早い場合、まずは本記事で解説した対処法を試してほしい。

それでも解決しない場合は、交換したバッテリーの初期不良やiPhone本体の不具合、故障の可能性があるので、まずは出来るだけ早めにバッテリー交換を行なった修理店に問い合わせるのが良いだろう。

又、バッテリーは必ず徐々に劣化していくものなのだが、バッテリー寿命はiPhoneの使い方などによって長くも短くもなる。

「iPhoneのバッテリー最大容量が80%以下!交換必要?」では、バッテリー寿命を長持ちさせる方法を解説しているので、出来るだけバッテリー寿命を伸ばしたいという人は、ぜひ読んでみてほしい。

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