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iPhone急速充電のデメリット3つと注意点4つを解説

iPhone急速充電のデメリット3つと注意点4つを解説

『iPhoneの急速充電のデメリットを教えて!』
『急速充電器は純正品がいいの?』
『急速充電したくない時はどうすればいい?』

今回は、このような疑問や質問を解決していこうと思う。

そこで本記事では、元Apple製品買取販売・修理店社長の筆者が、以下の内容を詳しく解説していく。

  • 急速充電とは何か
  • 急速充電の3つのデメリット
  • 急速充電する際の4つの注意点
  • iPhone急速充電に関するよくある質問
  • バッテリー交換について

この記事を読み終わった頃には、iPhoneの急速充電に関する多くの疑問を解決する事が出来るだろう。

安心してiPhoneの急速充電を利用したいという人には、ぜひ最後まで読んでもらいたい記事内容となっている。

iPhoneの急速充電とは何か

まずはiPhoneユーザーであれば、最低限知っておいてほしい急速充電に関する内容を、以下の通り解説していく。

  • 急速充電と通常充電の違い
  • 急速充電対応のiPhoneは?
  • 急速充電が必要な時
  • 急速充電に必要なもの

では、それぞれ詳しく解説していこう。

急速充電と通常充電の違い

iPhoneの急速充電とは、その名前からも分かる通り通常充電よりも充電スピードが早いという特徴がある。

但し、急速充電を行うには急速充電に対応した充電器が必要であったり、通常充電に比べてバッテリーへの負担が大きい可能性があるなど、それぞれメリットとデメリットが存在している。

通常充電急速充電
充電時間遅い速い
急速充電対応充電器不要必要
本体の熱熱くなりにくい熱くなりやすい
バッテリーへの負担比較的少ない大きい可能性あり

急速充電対応のiPhoneは?

急速充電に対応しているiPhoneは、iPhone8(Plus)以降のモデル全て。

iPhoneSEシリーズは、SE2以降急速充電に対応している。

iPhoneの急速充電に必要なもの

iPhoneの急速充電を行う為に必要となるものは、以下の2点。

1.急速充電対応のiPhone

既に解説した通り、急速充電に対応しているiPhoneはiPhone8以降のモデル。

iPhone7以前のモデルは急速充電不可なので注意しておこう。

2.急速充電対応の充電器

iPhoneで急速充電を行う場合、急速充電に対応している充電器が必要となる。

純正品であれば20Wアダプタ、又はそれ以上のアダプタとUSB-C充電ケーブルを組み合わせればOK。

※iPhone16シリーズからは30Wアダプタ、又はそれ以上のアダプタとMagSafe充電器を組み合わせても急速充電出来るようになっている。

尚、純正品以外の充電器を使用する場合には、iPhoneの急速充電に対応しているかどうかを確認する必要がある。

以上の1.2が揃っていれば、iPhoneの急速充電が可能だ。

急速充電が必要な時

iPhoneの急速充電が必要な時とはどんな時なのだろうか。

ここでは、急速充電が必要になるであろう状況を3つ挙げておくので、利用を検討している人はぜひ参考にしてみてほしい。

1.急いでいる時

夜のうちにiPhoneを充電しておくのを忘れてしまい、出かける前に出来るだけ早く多くの充電をしておかなければならないという場合には、急速充電が非常に役立つ。

2.旅行中の充電

旅行中の限られた時間の中で、出来るだけ多くの充電をしておきたいという場合にも、急速充電は役立つだろう。

3.緊急時

災害時など、電源確保が難しい状況下で、少しでも多くの充電を貯めておきたい場合には、急速充電は必須と言えるかもしれない。

iPhoneを急速充電する3つのデメリット

iPhoneの急速充電は、良い面だけでなくデメリットも存在する。

ここでは、以下の通り急速充電に関するデメリットを3つ解説していく。

  • 1.バッテリー負担が増える可能性
  • 2.発熱・発火の可能性
  • 3.急速充電対応の充電器を揃える必要

それぞれ順番に解説していこう。

1.バッテリー負担が増える可能性

急速充電器は、通常充電用の充電器に比べて送電量が多い。なので、通常充電よりも充電スピードは速くなるのだが、その反面バッテリーへの負担が増してしまう可能性があると言える。

非純正の急速充電器に比べれば、純正の急速充電器はバッテリーへの負担が少ないと考えられる。しかしそれでも、やはり通常充電と比較した場合には多少なりともバッテリーへの負担は増してしまう可能性があると言わざるを得ない。

2.発熱・発火の可能性

急速充電は多くの電力を本体に送り込む為、本体が熱くなる場合がある。

実際に、Xでも以下のようなポストが多く見当たった。

Apple純正の急速充電器は当然の事ながら、安全面を考慮して設計されている。
とはいえ、発火の可能性がゼロだとは言い切れない。

とくに注意しなければならないのは、非純正の急速充電器を使用する場合だ。
非純正の急速充電器を使うなら、極力MFi認証済み製品を選んで使うようにしよう。

3.急速充電対応の充電器を揃える必要

iPhoneを急速充電するには、純正品にせよ非純正品にせよ、急速充電対応の充電器を購入しなくてはならない。

それほど高額というわけでもないが、その分の出費が必要となるのでデメリットと言えるだろう。

iPhoneを急速充電する際の4つの注意点

iPhoneで急速充電を実際に行う際には、いくつかの注意点がある。

ここでは、以下の通り注意点に関して4つ解説していくので、既に解説したデメリットを理解した上で、それでも急速充電を行いたいという人は、必ず目を通しておいてほしい。

  • 1.高温や低温な場所での充電は避ける
  • 2.iOSを最新バージョンにしておく
  • 3.急速充電中の本体使用は避ける
  • 4.急速充電したまま放置しない

それでは一つずつ解説していく。

1.高温や低温な場所での充電は避ける

Appleは公式サイト内で、iPhoneの使用温度範囲を0° ~ 35℃として公開している。極端に高温や低温の場所での使用や充電は避けた方が良いという事だ。

急速充電は通常充電よりも多くの電力を本体に送り込むので、ただでさえ本体が熱くなりやすく、バッテリーへの負担も大きい可能性があると考えられる。その為、急速充電については、必ずApple推奨のiPhone使用温度範囲内で行うようにした方が良いだろう。

2.iOSを最新バージョンにしておく

最新バージョンのiOSであれば、バッテリーの温度管理や電力供給の制御が最適化され、より安全かつ効率的に急速充電を行うことが出来る。

しかし古いiOSバージョンのままだと、バッテリー管理機能が不十分のため、効率よく充電できないという事があり得る。

3.急速充電中の本体使用は避ける

動画やゲームをしながら充電するという事は、充電と放電を同時に行なっている事になり、バッテリーに大きな負担をかける原因となってしまう。

なので、そのような「ながら充電」は、通常充電であっても避けるべき行為ではあるのだが、急速充電であればなおさら避けた方が良いだろう。

4.急速充電したまま放置しない

急速充電は、通常充電よりもバッテリーへの負担が大きい可能性がある。

なので、充電が満タンになっているにも関わらず、そのまま急速充電し続けるという行為は避けた方が良い。

どうしても就寝中など、長時間充電しておきたいというような場合には、急速充電非対応の充電器を使用した方が安全だと言えるだろう。

iPhone急速充電に関するよくある質問

ここでは、iPhoneの急速充電に関するQ&Aを紹介しておく。

iPhoneの急速充電器は純正品がいい?

iPhoneを急速充電するのであれば、やはり純正充電器を使うのが最も安全なのだが、非純正品であっても問題なく使える製品は多数ある。

但し、非純正の急速充電器を使う場合には、MFi認証済みの製品を選んで使うようにしよう。

詳しくは、「iPhoneの充電器は純正の方がいい!と言える4つの理由」を読んでみてほしい。

純正品以外でおすすめの急速充電器は?

純正品以外でおすすめのiPhone急速充電器メーカーを、4つほど紹介しておこう。

  • Anker
  • Belkin
  • UGREEN
  • オウルテック

非純正充電器を使うなら、安いだけの製品を選ぶのではなく、上記のような安心して使えるメーカーの製品を選ぶようにしよう。

iPhoneで急速充電したくない場合は?

iPhoneで急速充電したくない場合には、急速充電に対応していない充電器を使用するようにしよう。

具体的には、iPhone11以前のモデルに付属していた5WのUSBアダプタなどを使用して充電すれば、急速充電を避ける事が出来る。

iPhoneで急速充電しないようにする設定はある?

iPhoneには、急速充電を完全にオフにするといった設定は備わっていない。

ただ、「バッテリー充電の最適化」をオンにしておけば、所定の条件下で80%以降の充電を遅らせる事が可能となる。

「バッテリー充電の最適化」は、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」から設定できる。

バッテリー交換について

今回の記事では、急速充電は通常充電に比べてバッテリーへの負担が大きい可能性があるとお伝えしてきた。
しかし、たとえ急速充電をせずに通常充電だけを行なったとしても、iPhoneのバッテリーは必ず劣化していく。

そして劣化したバッテリーは元には戻らない。バッテリー最大容量を回復させる唯一の方法は、バッテリー交換である。

バッテリー交換が必要なタイミングについては、最大容量やiPhoneに現れる症状などを確認すれば自分で判断できる。詳しくは、「iPhoneのバッテリー最大容量が80%以下!交換必要?」を読んでみてほしい。

又、バッテリー交換を街のiPhone修理店に依頼するなら、実績豊富で安心できる修理店を選ぶようにしてほしい。

どこのiPhone修理店が安心できるのか分からないという場合には、「【必見】元修理業者社長がおすすめ!配送で頼める非正規のiPhone修理店2選」を読んでもらいたい。

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