「iPhoneの画面がオレンジっぽい」
「青っぽい」
「セピア色になってる」
「勝手に色反転した」
このようにiPhoneの画面の色がおかしいと感じ、何とか直したいと考えている人は多いのではないだろうか。
そこで本記事では、iPhone修理店を実際に経営していた経験を持つ筆者が、以下の通り分かりやすく解説していく。
本記事を最後まで読めば、自分ですぐにiPhoneの画面の色を直せる可能性がある。
もし自分で直せなかったとしても、その場合の対処法も詳しく解説しているので安心してほしい。
iPhone画面の色がおかしい時の3つの原因
iPhoneの画面の色がおかしくなる原因は、主に以下の3つがある。
それでは、一つずつ詳しく解説していこう。
1.iPhoneの設定の問題
iPhoneには、画面の色を変更する為の設定がいくつかある。
画面の色調整に関する設定を、自分で変更した記憶が全くないのに、気が付いたら今までとは違う画面の色になっていたという場合、iPhoneを操作している時に誤って設定を変更してしまったというような可能性の他、iOSのバージョンアップ時に勝手に設定変更されてしまったという事も考えられる。
だが、設定が変更されたという事が原因であるなら、再度設定変更をすれば良いだけなので、簡単に誰でも出来る。
iPhone画面の色調整に関する設定方法は、後ほど詳しく解説するので、このまま読み進めていってほしい。
2.iPhoneを修理に出した
iPhoneの設定に問題がないのにも関わらず、画面の色が明らかに今までとは違う、おかしいという場合、液晶画面そのものに原因がある可能性が濃厚となる。
そこで、一つ思い出してほしい事がある。
それは、iPhoneの画面の色がおかしくなる前、非正規の修理店でiPhoneの画面修理を依頼していないかどうかという事。
というのも、非正規修理店で取り扱っている交換用の液晶パネルの品質は、お店によって異なり、液晶パネルの品質によっては、画面修理後に今までとは色合いが大きく異なってしまうという場合があるからだ。
もし、「修理はしていない」或いは、「正規店しか利用してない」という場合には、この項目を飛ばして頂いて問題ない。
ただ、非正規修理店の利用が思い当たるという場合、交換した液晶パネルに原因があるかもしれない。
もしも修理店にて事前に、液晶画面の色味が変わってしまう(青っぽくなってしまうなどの)説明が何もなかったという場合、一度利用した修理店に問い合わせてみる事をおすすめする。
3.液晶不良
iPhoneの設定に問題がなく、非正規店での画面修理も行った事がないという場合には、液晶不良(液晶焼け・経年劣化を含む)でほぼ間違いないと言えるだろう。
とくに、背景が白色の時に見ると分かりやすいが、画面全体或いは画面の縁がピンク色に見える場合は、液晶焼け(経年劣化)の症状だ。
液晶不良が原因の場合、iPhone画面の明るさや色合い調整である程度ごまかせるが、根本原因を解説するには、修理店に画面交換修理を依頼するしかない。
iPhone画面の色がおかしい時の直し方
iPhoneの画面の色がおかしい時の原因が、iPhoneの設定によるものであれば、これから紹介する手順を試せば直す事ができるだろう。
この項目では、以下のような状態の時に試してほしい直し方を解説する。
- iPhone画面がオレンジっぽい・青っぽいなどの時
- iPhoneが勝手に色反転した時
それではそれぞれ詳しく見ていこう。
iPhone画面がオレンジっぽい・青っぽいなどの時
iPhoneの画面の色が、オレンジっぽい、黄色っぽい、青っぽい、或いはセピア色になってるというような場合には、以下で紹介する設定を変更してみよう。
True Tone
True Toneは、iPhone 8(Plus)以降の機種に搭載されていて、周囲の明るさや環境に合わせて画面の色味を自動的に調整する機能だ。
True Toneをオン、オフと切り替えてみて、自分が求めてる色合いに戻るかどうか試してみよう。
設定変更手順は以下の通り。
Night Shift
Night Shiftは、目の負担軽減のために、画面の色を暖色系の色域に自動的に切り替えてくれる機能だが、設定がオンになっている場合、色温度の設定次第では、画面がセピア色、或いは青っぽく見えるようになる。
設定手順は以下の通り。
※Night Shiftをオンにすると、色温度や有効時間の設定が出来る。
カラーフィルター
カラーフィルターは、色覚障害のある方が、画面を見やすくなるようにする為の機能となっている。
iPhoneの画面の色がおかしいと感じる場合、意図せずにカラーフィルターがオン(又はオフ)になっている可能性があるので、その場合は設定を切り替えてみよう。
設定手順は以下の通り。
※カラーフィルターをオンにすると、各種色合いを設定できる。
iPhoneが勝手に色反転した時
自分では何も設定した記憶がないのにも関わらず、iPhoneが勝手に色反転したという場合には、何かのきっかけで色反転の設定が切り替わってしまっているだけかも。
まずは、以下の手順で設定を確認してみよう。
又、アプリ単位で色反転しているという場合には、以下の手順で色がおかしいアプリの設定を切り替えてみよう。
これらの手順で設定切り替えしても、何も色反転に変化がないという場合、iOSのバグなどシステム的な不具合が考えられる。
その場合は、以下の1〜3を順番に試してみよう。
システム的な不具合が原因の場合、上記のいずれかで症状が改善する場合がある。
但し、端末の初期化をする場合は、事前にバックアップを取っておこう。
システム的な不具合に対する対処法については、【必見】iPhoneの画面に横線!原因や直し方を徹底解説で詳しく解説しているので、必要があれば読んでみてほしい。
iPhone画面の色がおかしいまま直らない時の対処法
本記事で紹介した直し方を試しても、症状が改善されなかったという場合、液晶不良の可能性が濃厚となる。
iPhoneの画面の色がおかしい原因が液晶不良であるなら、対処法としては画面交換しかない。直したいのであれば、修理店で画面交換修理をしてもらおう。
iPhoneの画面交換修理をする場合、Appleや正規店、又は街の修理店(非正規)のどちらかに依頼する事になるのだが、非正規である街の修理店を利用する場合には注意が必要だ。
非正規の修理店は、正規店に比べて低料金、迅速対応など、メリットは多々あるのだが、使用している交換用部品、修理料金、修理後保証の期間や内容、その他サービス内容など、お店によって大きな違いがある為、決して全ての非正規修理店がおすすめだと言う事は出来ない。
「修理料金が高額なわりに低品質なコピーパネルを使っている」「注意事項などの説明が不十分」「そもそも態度が悪い」「評判が悪い」というような修理店は、誰も利用したいとは思わないだろう。
そこで、当ブログを訪れてくれたあなたには、元iPhone修理店社長の筆者が実際に修理を依頼してみて、自信を持ってお勧めできると判断した非正規修理店をおすすめしたい。
筆者おすすめのiPhone修理店に興味のある人は、【必見】元修理業者社長がおすすめ!配送で頼める非正規のiPhone修理店2選をぜひ読んでみてほしい。
iPhone画面の色がおかしい事に関するまとめ
今回は、iPhoneの画面の色がおかしい時の原因や、試してほしい直し方などを紹介してきたが如何だっただろうか。
iPhoneの色がおかしいと思った時には、まずは自分ですぐにでも出来る設定の切り替えを試してみる事からやってみよう。
自分では直す事が出来ないと判断した場合には、修理店でプロに見てもらうのが良いだろう。
但し、非正規の修理店を利用する場合は、あらゆる面で低レベルと言わざるを得ない修理店を避ける為、筆者おすすめの修理店を利用してみる事をお勧めする。
そして最後にお伝えしたい事なのだが、iPhoneの画面修理を行う事になった場合、どうしても修理にかかるコストが発生してしまう。
近年では、iPhone本体の料金だけではなく、画面などの修理料金も高騰してきている為、スマホ用の保険加入は必須とも言えるようになってきた。
とはいえ、AppleCare+の月額料金は安いとは言えない。又、端末購入から30日以内でなければ加入できないなどの加入条件もある。
そこでおすすめしたいのが、さくら少額短期保険株式会社が提供しているモバイル保険。
モバイル保険は最大3台までの端末を、月額700円で登録できる。しかも、中古携帯ショップで購入したiPhoneや、新規取得から1年以上経過した端末であっても、加入できる可能性がある。
興味のある方は、モバイル保険の評判や口コミを徹底調査!デメリットも詳しく解説を読んでみて、いざという時の備えをしておいてほしい。