
例えば、一台のiPhoneを会社や家族間で共有している場合など、他人に自分のネット検索や閲覧履歴を知られたくないということもあるだろうし、通販サイトやSNSなどのログイン情報を端末に残しておきたくないといったこともあるだろう。
そのような場合には、Safariのプライベートブラウズモードを使うことをお勧めする。
Safariで使えるプライベートブラウズモードは、検索履歴や閲覧履歴、Cookieなどが保存されないようになっている。また、他のデバイス間で履歴の同期が行われることもない。
今回の記事では、プライベートブラウズモードの使い方について、いつものように画像で詳しく紹介する。また重要な注意点についても紹介するので、是非最後まで読んで、プライバシー保護のためにも使い方をマスターしてほしい。
プライベートブラウズモードの使い方
プライベートブラウズモードを始める
まずSafariを開き、右下のタブボタンをタップする。

画面下部にある『◯個のタブ』やタブグループ名をスワイプして、一番左の『プライベート』まで移動すれば、プライベートブラウズモードに入ることが出来る。
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※iOS16以前の場合は、『◯個のタブ』やタブグループ名をスワイプではなくタップしてから、『プライベート』をタップする。

プライベートブラウズモードに入ったら、『完了』又は『+』をタップして、検索窓に検索キーワードやURLを入力してみよう。

検索窓やアドレスバーが暗い色であれば、プライベートブラウズモードになっている。


プライベートブラウズモードを終了する
Safariを開き、右下のタブボタンをタップする。

画面下部の『プライベート』のタブをスワイプして、右側の『◯個のタブ』やタブグループ名に戻せばよい。

※iOS16以前の場合は、『プライベート』をタップした後、『◯個のタブ』やタブグループ名をタップする。

プライベートブライズモードの注意点
最初にお伝えした通り、プライベートブラウズモードを使えば、検索・閲覧履歴などの記録をiPhoneに残さずにブラウジングすることが出来る。
但し、閲覧したタブはプライベートブラウズモードを終了しても残るので、これらは手動で閉じる必要があることに注意が必要だ。
閲覧したタブを手動で閉じなければ、後で誰かがプライベートブラウズモードを開いた時、閲覧履歴が丸分かりとなってしまうので注意しよう。

プライベートブラウズモードにロックを掛けて使えなくする
既に説明した通り、プライベートブラウズモードは検索履歴などを記録として残す事はないが、手動でタブを閉じなければ閲覧履歴は丸分かりとなってしまう。
自分用のiPhoneであれば、基本的には自分以外の人がその中身を勝手に見ることはないと思うが、急遽友人や知人にiPhoneを貸さなくてはならなくなったり、想定外の事が突然起こる可能性は誰にでもある。
なのでここでは、ロック解除をしなければプライベートブラウズモードを開くことすら出来なくなる方法を紹介しておくことにする。
設定方法は非常に簡単。
『設定』⇒『Safari』⇒『プライベートブラウズをロック解除するにはFaceID(パスコード)が必要』をオンにしておくだけ。
これで、プライベートモードを利用するには、ロック解除が必要となり、誰かが勝手に使うことは出来なくなる。


まとめ
今回は、プライベートブライズモードの使い方や注意点などを紹介したが如何だっただろうか。
プライベートブラウズモードは、とくにiPhoneを誰かと共有しているという人にとっては、プライバーシーを守る上で非常に重要な機能となるので、使い方がイマイチという方は、是非この記事を読み返してほしい。
また、自分専用のiPhoneであっても、絶対に他人に見られたくない検索に関しては、日頃からプライベートブラウズモードを使うようにして、ロックを掛けておくのが良いだろう。
因みに、プライベートブラウズモードを使わずに、Safariで検索した履歴を削除したいという場合は、以下の記事を参考にしてみてほしい。