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iPhoneをトイレに一瞬落とした!そのまま使える?

iPhoneをトイレに一瞬落とした!そのまま使える?

「iPhoneをトイレに一瞬落としてしまった!」
「普通に使える場合は問題ない?」
「何らかの対処が必要?」

今回は、このような疑問を解決していくが、結論から先に言うと、iPhoneをトイレに一瞬であっても落としてしまった場合には、水没や衛生上のリスクがある。

水没している場合は、時間が経ってから何らかの異常が出てくる事があるため、適切な対処法を行う必要があるのだ。

衛生上の問題についても、アップルが公式に推奨している商品と方法で、除菌をする事が望ましい。

そこで本記事では、元iPhone修理店社長の筆者が以下の内容を詳しく解説していく。

  • トイレに落とした!普通に使えるなら大丈夫?
  • トイレに落とした時の2大リスク
  • トイレに落とした時のNG行動
  • トイレに落とした時の対処法
  • トイレに落とした時のリスクを軽減する方法

この記事を読めば、iPhoneをトイレに落としてしまった時のリスクや、正しい対処法などを知る事が出来るので、被害を最小限に抑える事が出来るようになるだろう。

iPhoneを一瞬でもトイレに落としてしまったという人は、ぜひ最後まで読んでみてほしい。

iPhoneを一瞬トイレに落とした!普通に使えるなら大丈夫?

iPhoneをトイレの水に落としてしまった場合、「すぐに拾ったから大丈夫だろう」「普通に使えてるから大丈夫だろう」と自己判断し、適切な対処を行わない人が非常に多い。

確かにiPhone7以降のモデルは耐水機能があるので、水没に対して安心できる部分はある。

しかし、理解しておかなければならないのは、耐水と防水は違うものであり、iPhoneは決して防水ではないという事。

防水機能を備えているiPhoneは現時点では存在しない。そのため、最新モデルのiPhoneであっても、水没してしまう可能性は十分にある。

それは、水に落ちたのが一瞬であったとしてもだ。

以下の表は、iPhoneのモデル別耐水性能を示したものなので、ぜひ参考にしてほしい。

機種耐水性能
iPhone12シリーズ以降IP68 等級
【深さ 6 m まで、最長 30 分間】
iPhone11Pro(Max)IP68 等級
【深さ 4 m まで、最長 30 分間】
iPhone11・Xs(Max)IP68 等級
【深さ 2 m まで、最長 30 分間】
iPhoneSE2&3
iPhoneX&XR
iPhone8(Plus)iPhone7(Plus)
IP67 等級
【深さ 1 m まで、最長 30 分間】
iPhone6s以前耐水性なし

iPhoneをトイレに一瞬でも落とした時の2大リスク

iPhoneをトイレに落としてしまった時には、「水没のリスク」と「衛生上のリスク」という2つの大きなリスクがあると言える。

それぞれ解説していこう。

水没のリスク

まずは水没のリスク。

既に解説した通りで、多くのiPhoneには耐水性能が備わっているが、防水機能は備わっていない。

iPhoneをトイレに落とした時、防水ケースを装着していたならまだしも、そうでなければ、すぐに拾い上げたとしても水没の可能性は十分にあるだろう。

衛生上のリスク

トイレには、大腸菌やサルモネラ菌など多くの細菌が存在している。

一瞬であったとしても、トイレにiPhoneを落としてしまった場合、相当数の細菌がiPhone本体やケースに付着してしまい、かなり汚い状態となっている。

言わずもがな、細菌は目には見えないので、感染を防ぐためにもしっかりと除菌しておく必要がある。

iPhoneをトイレに一瞬でも落とした時のNG行動

ここでは、iPhoneをトイレの水に落としてしまった時に、やってはいけないNGな行動を2つ紹介する。

 電源を入れる・充電する

iPhoneが水没している時に電源を入れたり、充電をしようとすると、ショートして症状を悪化させてしまう危険性がある。
トイレの水に落とした時には水没の可能性があるので、慌ててすぐに電源をつけようとしたり、充電をしないようにしよう。

適切でない対処法を行う

iPhoneを水に落としてしまった時に慌ててやりがちなのだが、本体を叩いたり、大きく振ったりする事は避けるようにしよう。又、ドライヤーや電子レンジを使って乾かそうとする事もNG。

水没時、或いは水没の疑いがある時には、適切な対処を行う事が重要。

そのまま使い続ける

トイレに一瞬でも落としたiPhoneは、水没している可能性があるだけでなく、本体やケースに多くの細菌が付着していて非常に汚い。感染症や皮膚トラブルを引き起こす危険もあるので、早急に適切な対処法を行うようにしよう。

iPhoneをトイレに落とした後、不具合なく普通に使えるからといって、適切な対処をせずに使い続ける事は決しておすすめできない。

iPhoneをトイレに一瞬でも落とした時の対処法

ここでは、iPhoneをトイレに落としてしまった時の適切な対処法を4ステップで解説していく。

放っておかず、早急に対処法を行う事で、被害を最小限に抑える事ができる筈だ。

対処法は以下の順番で行う。

  • 1.電源を切る
  • 2.水分を完全に拭き取り除菌する
  • 3.水没チェックをする
  • 4.修理店に相談or修理依頼

それぞれ解説していこう。

1.電源を切る

まずは、ショートしてしまう事を防ぐため、本体の電源を切ろう。
そしてすぐに電源をつけたり充電しない事が重要だ。

2.水分を完全に拭き取り除菌する

電源を切ったら、本体の水分をタオルなどで完全に拭き取ろう。

この時、SIMトレイは取り出して拭ける部分は全て拭き取るようにした方が良い。SIMピンが手元にない場合はクリップの先端など、代用出来るものを探してみよう。

コネクタ部分は本体を軽く叩き水分を排出する。綿棒などは差し込まないように注意しよう。

又、トイレに落としたiPhoneは細菌などが付着していて汚いので、除菌シートを持っているなら、出来るだけ早めに本体やケース全体を除菌しておいた方が良い。

但し、本体に除菌スプレーを直接吹きかけたりするのはおすすめできない。

Appleは、iPhoneを除菌する際には、クロロックス除菌ワイプ (Clorox Disinfecting Wipes)の使用を推奨している。

3.水没チェックをする

次に、iPhoneが水没しているかどうか自分でチェックしてみよう。

自分ですぐに出来る水没のチェック方法は、以下の通り。

液体侵入インジケータ(LCI)の色を確認

iPhoneのSIMトレイを取り出すと、内部にLCIが確認出来る。
LCIは、通常は白又はシルバーなのだが、水没時には赤く変色する。
(ライトや拡大鏡を使うと確認し易い)

LCIが赤くなっている場合には水没確定となるので、電源はつけずに修理店に相談するようにしよう。

LCIが赤くなっていなければ、水没している可能性は低い。電源をつけて表示や動作に異常がないか確認してみよう。

電源がつかないという場合、無理に電源をつけようとしたり充電しようとしたりしない事が重要。慌てずに「水没iPhoneの電源がつかない?復活させる為の対処法5ステップ」を読んで、適切な対処をしてもらいたい。

4.修理店に相談or修理依頼

液体侵入インジケータが赤くなっていたり、通常とは異なる異常な症状が本体に現れている場合には、早急に修理店に相談又は修理依頼するようにしよう。

但し水没修理については、受付してもらえる修理店があまり多くない。又、水没修理の経験が浅い修理店に頼んでしまうと、適切な対処をしてもらえない場合もある。

水没修理の経験が豊富で、信頼できる修理店を選んで依頼するようにしよう。

筆者おすすめのiPhone修理店は、「【必見】元修理業者社長がおすすめ!配送で頼める非正規のiPhone修理店2選」で紹介しているので、気になる場合はぜひ読んでみてもらいたい。

iPhoneをトイレに落とした時のリスクを軽減する方法

既に本記事で紹介した通り、iPhoneをトイレに落とした時には、「水没リスク」「衛生上のリスク」という2大リスクがあるのだが、対策を行う事でそれらのリスクを軽減する事が可能となる。

ここからは、2大リスクの軽減方法3つを紹介していこう。

1.防水ケースを装着する

まずは、水没のリスクを軽減する為、防水ケースを装着する事をおすすめする。

以下のような防水効果が備わっているケースを装着する事で、水没リスクを大幅に軽減できるだろう。

2.ガラスコーティングを施す

ガラスコーティングは、スマホの画面割れを防ぐ効果が知れ渡っているが、実は抗菌効果のあるガラスコーティングもある。

トイレはiPhoneを落とし易い場所の一つでもあるので、抗菌効果のあるガラスコーティングを施工しておく事は非常におすすめだ。

抗菌効果のあるガラスコーティングは、筆者がお勧めしているiPhone修理店アイサポや、ダイワンテレコムで施工出来る。アイサポやダイワンテレコムについて詳しく知りたいという場合は、「iPhone修理アイサポの評判・口コミを元修理店社長が徹底調査」、「iPhone修理ダイワンテレコムの評判や口コミを徹底解説」を読んでみてほしい。

3.Apple推奨の除菌シート

iPhoneをトイレに落としてしまった場合、本体やケースの除菌は絶対にやっておきたいところ。

しかし、本体に除菌をしても大丈夫なの?と心配になる人もいることだろう。

そこでここでは、Appleが公式に推奨している除菌シートを紹介しておく。

Appleは公式サイト内で、以下のようにクロロックス除菌ワイプの使用を推奨している。

70 % イソプロピルアルコール含有ワイプ、75 % エチルアルコール含有ワイプ、クロロックス除菌ワイプ (Clorox Disinfecting Wipes) を使い、iPhone の外表面を優しく拭き取る分にはかまいません。漂白剤 (ブリーチ) や過酸化水素を含む製品は使わないでください。開口部に湿気や水分が入り込まないようにご注意ください。また、洗剤類の中に iPhone を浸さないでください。

出典:Apple公式サイト

Apple推奨の除菌シートはこちら。
少々高額だが、普段から安心して使う事が出来る商品なのでおすすめだ。

まとめ

今回は、iPhoneをトイレに落としてしまった時の対処法などについて解説してきたがいかがだっただろうか。

iPhoneをトイレに落としてしまった時には、水没や衛生上のリスクがある為、本記事を参考に、すぐに適切な対処を行ってほしい。

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