iPhoneをトイレの水に一瞬落とした!そのまま使える?

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「iPhoneをトイレに一瞬落としてしまった!」
「普通に使える場合は問題ない?」
「何らかの対処が必要?」

今回は、このような疑問を解決していくが、結論から先に言うと、iPhoneをトイレの水に一瞬であっても落としてしまった場合には、水没や衛生上のリスクがある。

水没している場合は、時間が経ってから何らかの異常が出てくる事があるため、適切な対処をすることが重要。

衛生上の問題についても、アップルが公式に推奨している商品と方法で、除菌をする事が望ましい。

そこで本記事では、元iPhone修理店社長の筆者が以下の内容を詳しく解説していく。

この記事を読めば、iPhoneをトイレの水に落としてしまった時のリスクや、正しい対処法などを知る事が出来るので、被害を最小限に抑える事が出来るようになるだろう。

iPhoneを一瞬でもトイレに落としてしまったという人は、ぜひ最後まで読んでみてほしい。

この記事を書いた人
プロフィール

みっつー
元Apple製品買取販売&修理店社長

Apple製品買取販売&修理店を2012年から10年以上運営→7店舗まで拡大した実績あり→1店舗の最高年間売上1億4千万円達成→事業譲渡→現在はフリーランスとして活動中

▼取得済試験
・スマートフォン・モバイル実務検定試験
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iPhoneを一瞬トイレの水に落とした!普通に使えるなら大丈夫?

iPhoneを一瞬トイレの水に落とした!普通に使えるなら大丈夫?

iPhoneをトイレの水に落としてしまった場合、「すぐに拾ったから大丈夫だろう」「普通に使えてるから大丈夫だろう」と自己判断し、適切な対処を行わない人が非常に多い。

確かにiPhone7以降のモデルは耐水機能があるので、水没に対して安心できる部分はある。

しかし、理解しておかなければならないのは、耐水と防水は違うものであり、iPhoneは決して完全防水ではないということ。

防水機能を備えているiPhoneは現時点では存在しない。そのため、最新モデルのiPhoneであっても、水没してしまう可能性は十分にある。

それは、水に落ちたのが一瞬であったとしてもだ。

以下の表は、iPhoneのモデル別耐水性能を示したものなので、ぜひ参考にしてほしい。

iPhone耐水性能
12シリーズ以降IP68等級
【深さ6mまで/最長30分間】
11Pro(Max)IP68等級
【深さ4mまで/最長30分間】
11・Xs(Max)IP68等級
【深さ2mまで/最長30分間】
SE2&3
X&XR
8(Plus)
7(Plus)
IP67等級
【深さ1 mまで/最長30分間】
6s以前耐水性なし

IP等級とは、iPhoneがどの程度の耐水、防塵性能を備えているのかを示す指標。
上の表を確認すると、iPhone12以降のモデルであれば、深さ6m以内であれば30分程度は水に浸かっても問題ないのでは?と思うかもしれない。

しかし防塵・耐水性能は永続的ではなく、iPhoneの経年劣化によって、その性能が低下する可能性があるということを知っておこう。
なお、過去に非正規のiPhone修理店で何らかの修理をしたことがあるiPhoneは、耐水・防塵性能が大幅に低下している可能性があるので注意しておいてほしい。

iPhoneをトイレの水に一瞬でも落とした時の2大リスク

iPhoneをトイレの水に一瞬でも落とした時の2大リスク

iPhoneをトイレに落としてしまった時には、以下の2つの大きなリスクがあると言える。

それぞれ詳しく解説していこう。

水没のリスク

まずは水没のリスク。

多くのiPhoneには耐水性能が備わっているが、完全防水機能は備わっていない。

iPhoneをトイレに落とした時、防水ケースを装着していたならまだしも、そうでなければ、すぐに拾い上げたとしても水没の可能性は十分にあるだろう。

iPhoneの水濡れや水没時の対処法などに関しては、「【保存版】iPhone水没時の対処法と水没マークが見えない時の確認方法を徹底解説」でも詳しく解説しているので、本記事と併せてぜひ読んでおいてほしい。

衛生上のリスク

トイレには、大腸菌やサルモネラ菌など多くの細菌が存在している。

一瞬であったとしても、トイレにiPhoneを落としてしまった場合、相当数の細菌がiPhone本体やケースに付着してしまい、かなり汚い状態となっている。

言わずもがな、細菌は目には見えないので、感染を防ぐためにもしっかりと除菌しておく必要がある。

iPhoneをトイレの水に一瞬でも落とした時のNG行動

iPhoneをトイレに一瞬でも落とした時のNG行動

ここでは、iPhoneをトイレの水に落としてしまった時に、やってはいけないNGな行動を以下の通り3つ紹介する。

それぞれ見ていこう。

すぐに電源を入れる・充電する

iPhoneが水没している時に電源を入れたり、充電をしようとすると、ショートして症状を悪化させてしまう危険性がある。
トイレの水に落とした時には水没の可能性があるので、慌ててすぐに電源をつけようとしたり、充電をしないようにしよう。

適切でない対処法を行う

iPhoneを水に落としてしまった時に慌ててやりがちなのだが、本体を叩いたり、大きく振ったりする事は避けるようにしよう。又、ドライヤーや電子レンジを使って乾かそうとする事もNG。

水没時、或いは水没の疑いがある時には、適切な対処を行う事が重要。

そのまま使い続ける

トイレの水に一瞬でも落としたiPhoneは、水没している可能性があるだけでなく、本体やケースに多くの細菌が付着していて非常に汚い。感染症や皮膚トラブルを引き起こす危険もあるので、早急に適切な対処法を行うようにしよう。

iPhoneをトイレに落とした後、不具合なく普通に使えるからといって、適切な対処をせずに使い続ける事は決しておすすめできない。

iPhoneをトイレの水に一瞬でも落とした時の対処法

iPhoneをトイレの水に一瞬でも落とした時の対処法

ここでは、iPhoneをトイレに落としてしまった時の適切な対処法を4ステップで解説していく。

放っておかず、早急に対処法を行う事で、被害を最小限に抑える事ができる筈だ。

対処法は以下の順番で行う。

それぞれ解説していこう。

1.電源を切る

まずは、基板がショートしてしまう事を防ぐため、本体の電源を切ろう。
そしてすぐに電源をつけたり充電しない事が重要だ。

iPhone水没時には、本体の内部を完全に乾燥させてから電源をつける必要がある。
iPhone水没時の本体内部乾燥方法については、「水没iPhoneの電源がつかない?復活させる為の対処法5ステップ」で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてもらいたい。

2.水分を完全に拭き取り除菌する

電源を切ったら、本体の水分をタオルなどで完全に拭き取ろう。

この時、SIMトレイは取り出して拭ける部分は全て拭き取るようにした方が良い。SIMピンが手元にない場合はクリップの先端など、代用出来るものを探してみよう。

コネクタ部分は本体を軽く叩き水分を排出する。綿棒などは差し込まないように注意しよう。

又、トイレに落としたiPhoneは細菌などが付着していて汚いので、除菌シートを持っているなら、出来るだけ早めに本体やケース全体を除菌しておいた方が良い。

但し、本体に除菌スプレーを直接吹きかけたりするのはおすすめできない。

以下の商品は低価格でおすすめ。

3.水没チェックをする

次に、iPhoneが水没しているかどうか自分でチェックしてみよう。

自分ですぐに出来る水没のチェック方法は、以下の通り。

液体侵入インジケータ(LCI)の色を確認

iPhoneのSIMトレイを取り出すと、内部にLCIが確認出来る。

LCIの位置

引用:iPhone や iPod の液体による損傷は保証対象外

LCIは、通常は白又はシルバーなのだが、水没時には赤く変色する。
(ライトや拡大鏡を使うと確認し易い)

LCIが赤くなっていなければ、水没している可能性は低い。電源をつけて表示や動作に異常がないか確認してみよう。
LCIが赤くなっている場合には水没確定となり、いつ異常が発生してもおかしくないという状態になってしまっている
水没時には、基板のショートを防ぐため、正しいステップでiPhoneの内部を完全乾燥させてから電源をつける必要があるので注意が必要だ。

iPhone水没時の本体内部乾燥方法については、「水没iPhoneの電源がつかない?復活させる為の対処法5ステップ」で詳しく解説しているのでぜひ読んでもらいたい。

液体検出の警告が表示される場合

iPhoneの電源がついても、「Lightningコネクタで液体が検出されました」または「液体を検出しました」という警告が表示される事がある。
液体検出の警告が表示されると、慌ててドライヤーなどで本体を乾かそうとする人が多いのだが、ドライヤーの熱風は本体を故障させてしまうかもしれないのでやらないでほしい。

液体検出の警告が表示された時の適切な対処法は、「iPhoneに液体検出の警告が!ドライヤーで乾かすべき?」で解説しているので、ぜひ読んでもらいたい。

4.バックアップを取る

iPhoneを水没させてしまったり、水没させた疑いがあるなら、端末内部を完全乾燥させて電源をつけた後、できるだけ早めにバックアップを取るようにしておこう。

一度水没をさせてしまったiPhoneは、水没前の状態に戻すことは不可能。たとえ不具合が出ていなくても、ある日突然電源が入らなくなるということも起こり得る。

そのため、水没後はできるだけ早めにバックアップを取り、可能であるなら新しい端末に買い替えた方が良いだろう。

バックアップを取る前にiPhoneの電源が入らなくなってしまい、データ復旧がどうしても必要だという場合には、信頼できる専門業者にデータ復旧依頼をすれば多くの場合、問題解決することが出来る。

おすすめのiPhoneデータ復旧業者については、「【2025年最新】iPhoneデータ復旧業者おすすめランキング!水没・電源不良対応」で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてほしい。

iPhoneをトイレの水に落とした時のリスクを軽減する方法

iPhoneをトイレの水に落とした時のリスクを軽減する方法

iPhoneをトイレに落とした時には、「水没リスク」「衛生上のリスク」という2大リスクがあるのだが、以下の3つの対策を行う事で、それらのリスクを軽減する事が可能となる。

それぞれ詳しく見ていこう。

1.防水ケースを装着する

まずは、水没のリスクを軽減する為、防水ケースを装着する事をおすすめする。

以下のような防水効果が備わっているケースを装着する事で、水没リスクを大幅に軽減できるだろう。

2.ガラスコーティングを施す

ガラスコーティングは、スマホの画面割れを防ぐ効果が知れ渡っているが、実は抗菌効果のあるガラスコーティングもある。

トイレはiPhoneを落とし易い場所の一つでもあるので、抗菌効果のあるガラスコーティングを施工しておく事は非常におすすめだ。

抗菌効果のあるガラスコーティングは、筆者がお勧めしているiPhone修理店アイサポや、ダイワンテレコムで施工出来る。アイサポやダイワンテレコムについて詳しく知りたいという場合は、「iPhone修理アイサポの評判や口コミを徹底調査!バッテリー交換体験レビューあり」、「iPhone修理ダイワンテレコムの評判や口コミは?バッテリー交換体験レビューあり」を読んでみてほしい。

3.Apple推奨の除菌シート

iPhoneをトイレに落としてしまった場合、本体やケースの除菌は絶対にやっておきたいところ。

しかし、本体に除菌をしても大丈夫なの?と心配になる人もいることだろう。

そこでここでは、Appleが公式に推奨している除菌シートを紹介しておく。

Appleは公式サイト内で、以下のようにクロロックス除菌ワイプの使用を推奨している。

70 % イソプロピルアルコール含有ワイプ、75 % エチルアルコール含有ワイプ、クロロックス除菌ワイプ (Clorox Disinfecting Wipes) を使い、iPhone の外表面を優しく拭き取る分にはかまいません。漂白剤 (ブリーチ) や過酸化水素を含む製品は使わないでください。開口部に湿気や水分が入り込まないようにご注意ください。また、洗剤類の中に iPhone を浸さないでください。

引用:Apple公式サイト

Apple推奨の除菌ワイプはこちら。

クロロックス除菌ワイプは良い商品ではあるが高額なのが難点。
なので、筆者おすすめの格安除菌シートを紹介しておこう。
以下の商品は国産であり、かなり安い。

気軽に使うことができる商品なので、ぜひ試してみてほしい。

まとめ

まとめ

iPhoneをトイレの水に一瞬でも落としてしまった場合は、以下の2つのリスクがある。

  • 水没のリスク
  • 衛生上のリスク

これら2つのリスクに対する対処法は以下の通り。

  • 電源を切る
  • 水分を完全に拭き取り除菌する
  • 水没チェックをする
  • バックアップを取る

注意点として、水没チェックの時点で液体侵入インジケータ(LCI)が赤くなっている場合には、iPhone内部を完全に乾かしてから電源をつけるということ。(参考記事:水没iPhoneの電源がつかない?復活させる為の対処法5ステップ

iPhoneは一度水没してしまうと、元の正常な状態に戻すことは不可能。iPhoneを水没させてしまった場合には、正しい手順で電源をつけた後、できるだけ早めにバックアップを取り、端末の買い替えを検討しよう。

バックアップを取る前にiPhoneの電源が入らなくなってしまい、データ復旧がどうしても必要だという場合には、信頼できる専門業者にデータ復旧依頼をすれば多くの場合、問題解決することが出来る。

おすすめのiPhoneデータ復旧業者については、「【2025年最新】iPhoneデータ復旧業者おすすめランキング!水没・電源不良対応」で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてほしい。

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