マナーモードにしていたのに、電話がかかってきても振動しなかった。ポケットに入れていたのに着信に気づけず、あとで不在着信を見て驚いた、という状態である。
結論から書く。iPhoneが振動しないときは、消音モードのときに振動させる設定、すべての振動を止める設定、おやすみモードの3つを先に確かめる。 どれか1つが入っているだけで振動しなくなるので、故障を疑うのはそのあとでよい。
Appleのサポートも、消音モードで振動しないときは「触覚」の設定とおやすみモードを確かめるよう案内している(Apple「iPhoneが消音モードで振動しない場合」)。
この記事では、振動を止める設定を順に見ていき、最後に修理を考えたほうがよい症状を示す。修理店を経営していた筆者の立場から言えば、振動の不調は、まず設定を見直すところから始めたい。
まず、どんなときに振動しないのか
最初に、振動しないのがどんなときかを分ける。振動の設定はいくつもあり、止まっている場所によって症状が違う。
| 振動しないとき | 先に疑う設定 |
|---|---|
| 消音モード(マナーモード)のときだけ | 「触覚」の再生の設定 |
| どんなときも、何をしても振動しない | アクセシビリティの「バイブレーション」 |
| 特定の通知や相手からだけ振動しない | その通知音や連絡先の「触覚」 |
| 夜や決まった時間だけ | おやすみモードなどの集中モード |
消音モードのときに振動させる設定
消音モードのときだけ振動しないなら、「触覚」の設定を見る。Appleが案内している手順は次のとおりである。
- 「設定」を開き、「サウンドと触覚」をタップする
- 「触覚」をタップする
- 「消音モードのときに再生」を選ぶ
消音モードでも振動させるには、ここで「消音モードのときに再生」を選ぶ。 消音モードのときに振動しない選び方になっていると、マナーモードにした途端に振動も止まる。
すべての振動を止める設定
どんなときも振動しないなら、アクセシビリティの設定を見る。Appleのユーザガイドには、すべてのバイブレーションをオフにする場所として、「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「バイブレーション」が挙がっている(Apple「iPhoneの振動機能をオフにする」)。
ここがオフになっていると、iPhoneの振動がすべて止まる。Appleは、この設定にすると、地震や津波などの緊急速報のバイブレーション通知もオフになると注意している。
何をしても振動しないなら、まずここがオンになっているかを確かめてほしい。
特定の通知や相手だけ振動しないとき
電話は振動するのにメッセージは振動しない、という場合は、通知ごとの設定を見る。Appleのユーザガイドによると、各通知音には組になったバイブレーションのパターンがあり、通知の種類ごとに変えられる(Apple「iPhoneのサウンドおよびバイブレーションを変更する」)。
- 「設定」→「サウンドと触覚」を開く
- 「メッセージ」など、振動しない通知の種類をタップする
- 「触覚」をタップし、パターンを確かめる
着信の振動は、同じ画面の「着信音」の「触覚」で選ぶ。特定の相手だけ振動しないときは、連絡先アプリでその人に別の着信音が設定されていないかも見てほしい。
おやすみモードが入っていないか
Appleは、消音モードで振動しないときの確認として、おやすみモードも挙げている。コントロールセンターを開いて「集中モード」をタップし、「おやすみモード」がハイライトされていれば、タップしてオフにする。
夜だけ振動しないなら、時間を決めて自動でオンになる設定が入っていないかも見る。着信音もまったく鳴らないときは、iPhoneの着信音が鳴らないときで、音のほうの設定もまとめて確かめてほしい。
修理を考えたほうがよい症状
修理を考えたほうがよいのは、ここまでの設定をすべて確かめても振動しないときである。目安は次のとおりである。
- アクセシビリティの「バイブレーション」がオンでも、どの場面でも振動しない
- 「触覚」のパターンを選び直しても振動しない
- 落としたり水に濡らしたりしてから振動しなくなった
設定が正しいのに振動がまったく出ないなら、本体の中の振動の部品を疑う段階である。水に濡らした心当たりがあるなら、iPhoneが水没したときの対処を先に読んでほしい。
よくある質問
マナーモードにすると振動しなくなる
「設定」→「サウンドと触覚」→「触覚」で、消音モードのときに振動させる設定になっているかを確かめる。Appleは「消音モードのときに再生」を選ぶよう案内している。
どの設定でも、まったく振動しない
「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」の「バイブレーション」がオフになっていないかを見る。オフだと、iPhoneの振動がすべて止まる。オンでも振動しないなら、修理を考える段階である。
バイブレーションをすべて切ると困ることはあるか
ある。Appleは、この設定にすると地震や津波などの緊急速報のバイブレーション通知もオフになると注意している。
メッセージだけ振動しない
「設定」→「サウンドと触覚」→「メッセージ」→「触覚」で、振動のパターンを確かめる。通知の種類ごとに振動のパターンを変えられる。
まとめ
iPhoneが振動しないときは、まず消音モードのときだけか、いつもかを分ける。消音モードのときだけなら「触覚」の設定、いつもならアクセシビリティの「バイブレーション」を見る。
特定の通知だけなら通知ごとの「触覚」、夜だけならおやすみモードを確かめる。どれも「設定」の中で直せる。
設定がすべて正しいのに振動が出ない場合は、本体の部品を疑う段階である。 修理を相談するときは、いつから振動しなくなったかを伝えると話が早い。



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