「iPhoneの買い替え時期の目安は何年?」
「バッテリー交換と買い替え、どちらがお得?」
「買い替えるならいつがベストタイミング?」
iPhoneの買い替え時期について、明確な判断基準を知りたいと考えている人は多いことだろう。
結論から述べると、新品で購入したiPhoneは目安として3〜4年で買い換えるのがベスト。中古で購入したiPhoneの買い替え時期は、バッテリーの劣化状況や発売からの経過年数、iOSサポート状況など複数の要素から総合的に判断する必要がある。
この記事では、Apple製品買取販売店を10年以上経営してきた経験を持つ筆者が、以下の内容を詳しく解説していく。
この記事を読めば、「今買い替えるべきか」「もう少し使うべきか」を明確に判断でき、無駄な出費を避けながら納得感を持って行動できるようになるだろう。
iPhoneの買い替えで失敗したくない方は、ぜひ最後まで読んでほしい。

みっつー
元Apple製品買取販売&修理店社長
Apple製品買取販売&修理店を2012年から10年以上運営→7店舗まで拡大した実績あり→1店舗の最高年間売上1億4千万円達成→事業譲渡→現在はフリーランスとして活動中
▼取得済試験
・スマートフォン・モバイル実務検定試験
・モバイル技術基礎検定試験
・SEO検定1級
・ウェブマスター検定1級
iPhoneの買い替え時期の目安は何年?

ここでは、以下の通りiPhoneの寿命や機種別の買い替え推奨時期、買い替えを先延ばしにするリスクについて詳しく解説していく。
それぞれ順番に見ていこう。
iPhoneの寿命は5〜6年が目安
iPhoneの物理的な寿命は、おおよそ5〜6年が目安だと言われている。
ただし、新品購入から3〜4年経過するとバッテリーの劣化が顕著になり、1日持たなくなることが多くなる。アプリの起動速度も遅くなり、日常的な使用にストレスを感じ始める場面も増えてくる。
そのため、iPhoneの製品寿命は5〜6年あるものの、快適に使い続けられる期間は3〜4年と考えておくのが現実的だろう。
【機種別】iPhoneの買い替え推奨時期一覧
2026年時点でのiPhone買い替え推奨時期を機種別に整理すると、以下のようになる。
2026年時点で発売から5年以上が経過しているため、買い替えを検討することをおすすめする。特にiPhone11やSE2は、2026年のiOS27が最終iOSバージョンとなる可能性が高い。
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2021年発売のため2026年時点で5年目に突入する。バッテリーの状態が良好であれば、あと1〜2年は快適に使用できるだろう。ただし、バッテリー最大容量が80%程度まで低下している場合は、バッテリー交換か買い替えをおすすめする。
2026年時点ではまだ買い替えの必要はない。iOSサポートも当面継続されるため、特に不具合がなければそのまま使い続けて問題ないだろう。
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買い替えを先延ばしにするリスクとは?
iPhoneの買い替えを先延ばしにし続けると、いくつかのリスクが生じる。
まず、iOSバージョンのアップデートができなくなるといったセキュリティリスクがある。セキュリティアップデートは、かなり長期間配信されるのだが、配信されなくなってしまうと、ウイルスや不正アクセスの危険性が一気に高まる。
銀行系アプリやQR決済アプリが使えなくなるケースも出てくるため、日常生活にも支障をきたす可能性があるのだ。
次に、突然の故障や不具合のリスクも見逃せない。古いiPhoneは、ある日突然電源が入らなくなったり、画面が映らなくなったりすることがある。動作が異常に重くなるようなこともあるので、仕事で使用している場合、業務に大きな支障をきたしてしまうかもしれない。
さらに、買取価格の下落も大きなリスクだ。iPhoneは時間が経つほど買取価格が下がっていくため、買い替えを先延ばしにするほど、古いiPhoneを売却したときの金額が減ってしまう。結果的に、新しいiPhoneの購入費用が増えることになる。
iPhoneの買い替え時期を判断する5つのサイン

ここでは、買い替えを検討すべき5つのサインを紹介していく。以下のサインに複数当てはまる場合は、買い替えを前向きに検討した方が良いだろう。
それぞれ詳しくに見ていこう。
1.バッテリー最大容量が80%以下になった
バッテリー最大容量が80%以下になったら、買い替えを検討すべきタイミングだ。
iPhoneのバッテリーはリチウムイオン電池を使用しており、充電を繰り返すことで徐々に劣化していく。一般的に2〜3年使用すると、最大容量が80%を下回ることが多い。
朝100%に充電しても夕方には20%以下になってしまう場合や、モバイルバッテリーが手放せなくなった場合は、バッテリーの劣化がかなり進んでいるサインだ。
外出が多い仕事をしている人にとって、バッテリー切れの不安は大きなストレスになるため、早めに買い替えを検討した方が良いだろう。
2.アプリの起動や動作が遅くなった
アプリの起動や動作が遅くなったと感じたら、それも買い替えのサインだと言えるだろう。なぜなら、数年前のモデルの処理能力では、最新のアプリを快適に動かせなくなることがあるからだ。
具体的には、
- アプリを開くのに数秒かかる
- 動きがカクついたりフリーズしたりする
- アプリが勝手に閉じてしまう
などの症状が現れたら要注意。
LINEやメールといった基本的なアプリでも動作が重いと感じるなら、端末の性能不足が原因かもしれない。
日常的にストレスを感じるレベルであれば、買い替えを検討した方が良いだろう。
3.iOSのアップデート対象外になった
最新iOSバージョンへのアップデート対象外になったら、早めの買い替えが必要だ。
Appleは毎年秋に新しいiOSをリリースしているが、古い機種は順次最新iOSバージョンへのメジャーアップデート対象から外れていく。アップデート対象外になると、新機能が使えなくなるだけでなく、使えないアプリの数も増えていく。
2026年秋には、iPhone11とSE2がiOS28へのアップデート対象外になる可能性が高い。該当する機種を使っている場合は、早めに買い替えを検討しておこう。
4.ストレージ容量が常に不足している
ストレージ容量が常に不足している状態も、買い替えを検討すべきサインの一つだ。
写真や動画を削除しても、アプリを整理しても、すぐに「ストレージがいっぱいです」という通知が出てしまう。このような状態が続くと、新しいアプリのインストールや写真撮影ができなくなり、iPhoneの利便性が大きく損なわれる。
特に64GB以下のモデルを使っている場合、ストレージ不足に悩まされることが多い。iOSのアップデートにも一定の空き容量が必要なため、ストレージ不足が原因でアップデートできなくなることもある。
クラウドストレージを活用しても解決しない場合は、より大容量のモデルへの買い替えを検討した方が良いだろう。
5.画面割れや物理的な故障がある
画面割れや物理的な故障がある場合、故障箇所によっては修理よりも買い替えを検討した方が良い場合がある。
- 液晶不良
- タッチ不良
- 認証機能の不具合
- カメラのピントが合わない
このような症状は、修理で対応できる場合もあるが、修理費用が高額になるケースも少なくない。
修理費用が3万円以上かかる場合は、その金額を新しいiPhoneの購入費用に充てた方が合理的だと言えるだろう。特に購入から4年以上経過している場合は、修理よりも買い替えを優先的に検討することをおすすめする。
iPhone買い替え時期の判断|バッテリー交換と買い替えどちらがお得?

ここでは、バッテリー交換の費用や条件、買い替えた方がお得になるケース、そして具体的な損得シミュレーションを3つの項目に分けて解説していく。自分の状況と照らし合わせながら、最適な選択を見つけてほしい。
それぞれ順番に詳しく見ていこう。
バッテリー交換の費用と条件
バッテリー交換は、基本的に買い替えよりも安く済む選択肢となっている。
Appleの正規サービスでバッテリー交換を行う場合、費用は機種によって異なるが、1万円〜2万円程度。
非正規修理店の場合は、5,000円前後からバッテリー交換可能で、正規店よりも安く修理できる場合がほとんど。そのため、金額重視なら非正規修理店でのバッテリー交換がおすすめだ。
おすすめの安心してバッテリー交換を任せられるおすすめの非正規修理店を知りたい方は、「【2025年最新】iPhone修理の非正規店おすすめ5選と失敗しない選び方」を参考にしてほしい。
買い替えた方がお得になるケース
バッテリー交換よりも買い替えた方がお得になるケースをお伝えしていこう。
まず、購入から4年以上経過している場合は、買い替えを検討した方が良い。なぜなら、バッテリーを交換しても、1〜2年後には最新のiOSバージョンにアップデートできなくなったり、他の部品が故障したりする可能性が高いためだ。
すでにiOSバージョンのアップデート対象外となっている場合や、iOSサポート終了間近の機種であれば、早急に買い替えを優先すべきだろう。
次に、バッテリー以外にも問題がある場合は買い替えが賢明だ。
- 動作が遅い
- ストレージが足りない
- 画面に傷がある
など、複数の不満を抱えているなら、バッテリー交換だけでは根本的な解決にならない。
【比較表】バッテリー交換と買い替えの損得シミュレーション
バッテリー交換と買い替え、それぞれの費用対効果を具体的に比較してみよう。
ここでは、2020年発売のiPhone12を2026年時点で使用しているケースを例に解説する。
まず、バッテリー交換の費用について整理しよう。iPhone12のApple正規サービスでの交換費用は14,500円だが、非正規店であれば5,000円〜9,000円程度で交換できる場合が多い。

以下の比較表を参考に、自分にとって最適な選択を検討してほしい。
iPhone12を2026年に使用している場合の比較
| 選択肢 | 費用目安 | 使用期間目安 | 年間コスト | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|---|
| バッテリー交換 (Apple正規) | 14,500円 | 約1〜2年 | 約7,250円〜14,500円 | 純正パーツで安心 | iOSサポート終了が近い |
| バッテリー交換 (非正規店) | 7,000円 | 約1〜2年 | 約3,500円〜7,000円 | 費用が安い | 正規サポート対象外 品質にばらつき |
| iPhone15に買い替え (中古販売店利用) | 100,000円 | 約4年 | 約25,000円 | 性能向上、長期サポート | 初期費用が高い |
| iPhone17に買い替え (Appleで購入) | 150,000円 | 約5年 | 約30,000円 | 最新機能、最長サポート | 初期費用が最も高い |
iPhone12を買取に出した場合のシミュレーション
| 買い替え機種 | 購入費用 | 買取価格 (目安) | 実質負担 | 使用期間 | 年間コスト |
|---|---|---|---|---|---|
| iPhone15 | 100,000円 | 20,000円〜30,000円 | 70,000円〜80,000円 | 約4年 | 約17,500円〜20,000円 |
| iPhone17 (新品) | 150,000円 | 20,000円〜30,000円 | 120,000円〜130,000円 | 約5年 | 約24,000円〜26,000円 |
iPhone12のように発売から5年以上経過している機種の場合、バッテリー交換をしても最新iOSバージョンへのアップデート対応期間終了が近いため、長く使い続けることがむずかしい。そのため、バッテリー交換よりも買い替えた方が長期的にはお得になるケースが多い。
発売から3年以内の機種であれば、Apple正規サービスでのバッテリー交換がお得だ。AppleCare+に加入していれば無償交換の可能性もあるため、まずは確認してみよう。
買い替えを選ぶ場合は、古いiPhoneを早めに買取専門店で売却することをおすすめする。iPhoneは時間が経つほど買取価格が下がるため、買い替えを決めたらなるべく早く行動した方が実質負担を抑えられるだろう。
iPhoneの買い替え時期|2026年お得に購入できるベストタイミング3選

ここでは、2026年にiPhoneをお得に購入できる3つのベストタイミングを紹介していく。
それぞれ順番に見ていこう。
新型iPhone発表直後(9月〜10月)
新型iPhoneが発表される9月〜10月は、買い替えの定番タイミングだ。
Appleは毎年9月に新型iPhoneを発表し、発表から1〜2週間後に発売を開始するが、新型モデルは発売直後の価格が最も高く、人気カラーや大容量モデルは在庫切れになりやすい。予約開始と同時に申し込まないと、入手までに数週間待たされることもある。
一方で、新型が発表されると旧モデルの価格が下がる傾向がある。そのため、最新モデルにこだわらない人にとっては、型落ちモデルを狙う絶好のチャンスとなるだろう。
年末年始のセール時期(12月〜1月)
年末年始は、iPhoneをお得に購入できる時期の一つだ。
12月に入ると、家電量販店などで年末商戦が始まる。ポイント還元率がアップしたり、キャッシュバックキャンペーンが実施されたりするため、通常よりもお得に購入できるチャンスが増える。
1月2日からはAppleの初売りセールも開催され、対象製品を購入すると最大30,000円分のAppleギフトカードをもらえる特典がある。Appleギフトカードは次回のApple製品購入やアクセサリーの購入に使えるため、実質的な値引きと考えることができるだろう。
新生活シーズン(3月〜4月)
3月〜4月の新生活シーズンも、iPhoneをお得に購入できるタイミングだ。
この時期は、学生や新社会人向けのキャンペーンが豊富に用意される。Appleでも毎年2月上旬から4月上旬には「新学期を始めようキャンペーン」が開催され、学割価格での購入に加えてApple Gift Card(2025年は最大22,000円分)が還元されるため、このタイミングでの購入はおすすめだ。
キャリア各社も新生活応援セールを実施しており、MNP(他社からの乗り換え)で大幅な割引が適用されることが多い。新規契約や機種変更でも、通常より有利な条件で購入できるケースがある。
さらに、新型iPhoneの発売から半年が経過しているため、在庫が安定し、人気カラーや容量も入手しやすくなっている。型落ちモデルについては、在庫処分のためにさらに値下げされることもあるだろう。
iPhone買い替え時期に費用を抑える方法5選

ここでは、iPhoneの買い替え時に費用を抑える5つの方法を紹介していく。
それぞれ順番に見ていこう。
1.型落ちモデルや中古iPhoneを購入する
費用を抑える最も効果的な方法は、型落ちモデルや中古iPhoneを購入することだ。
1世代前の型落ちモデルであれば、新品でも最新モデルより数万円安く購入できる場合が多い。型落ちといっても1世代や2世代前のモデルであれば性能は十分に高く、日常使用で不便を感じることはほとんどないだろう。
中古iPhoneであれば、さらに安く購入できる可能性がある。機種や状態によって、定価の半額以下で手に入ることも珍しくない。にこスマやゲオなどの優良中古スマホ販売店であれば、赤ロム永久保証や初期不良保証が付いているため、初めて中古iPhoneを購入する人でも安心だ。
型落ちモデルや中古iPhoneを安く購入したい方は、「型落ちiPhoneはどこで安く買うことができる?新品や中古のおすすめ購入方法7選」を参考にしてほしい。

2.Apple認定整備済製品を購入する
Apple認定整備済製品とは、返品された製品や展示品などをAppleが厳格な基準で整備し直した製品だ。外装やバッテリーは新品に交換されており、見た目や使用感は新品とほとんど変わらない。
新品同様の品質と保証付きでありながら、定価よりも最大15%オフで購入できるお得な選択肢なのだ。
ただし、Apple認定整備済製品の在庫は不安定で、欲しいモデルやカラーが常にあるとは限らない。希望の製品を確実に購入したいなら、新着入荷情報をいち早く取得することが重要となる。
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3.買取専門店で古いiPhoneを買い取ってもらう
古いiPhoneを買取専門店で売却すれば、新しいiPhoneの購入費用に充てることができる。
iPhoneは中古市場でも人気が高く、他のスマートフォンと比べて買取価格が下がりにくい特徴がある。機種や状態によっては、数万円の買取価格がつくこともあるため、利用しない手はないだろう。
ただし重要なのは、買い替えを決めたらなるべく早く売却することだ。iPhoneは時間が経つほど買取価格が下がっていくため、先延ばしにするほど損をしてしまう。新しいiPhoneを購入する前に、まずは古いiPhoneの買取査定を依頼してみることをおすすめする。
できるだけ高く売却したいという方は、「iPhone買取高額ランキング7選!元Apple製品買取店社長が徹底解説」を参考にしてほしい。

4.メルカリやヤフオクで購入する
メルカリやヤフオクなどのフリマアプリやオークションサイトでは、相場より安くiPhoneを購入できる可能性がある。
個人間取引のため、中古販売店よりも安い価格で出品されていることが多いのだ。タイミングが良ければ、状態の良いiPhoneを格安で手に入れられるだろう。
ただし、フリマアプリやオークションサイトでの購入には以下のようなリスクも伴う。
- 商品説明と実際の状態が異なる
- バッテリーの劣化が想像以上に進んでいる
- 赤ロムや偽物をつかまされる
購入する際は、出品者の評価をしっかり確認し、商品の状態について詳しく質問することが重要だ。個人間取引であるため、トラブルが発生した場合は基本的に自己責任となる。そのため、初心者にはリスクが高い購入方法であることを理解しておこう。
5.楽天市場やAmazonのセールを狙う
楽天市場やAmazonのセール時期を狙えば、ポイント還元や割引でお得にiPhoneを購入できる。
楽天市場では、楽天スーパーSALEやお買い物マラソンの期間中にポイント還元率が大幅にアップする。SPU(スーパーポイントアッププログラム)を活用すれば、さらにポイントを貯めることが可能だ。貯まったポイントは次回の買い物に使えるため、実質的な値引きと考えて良いだろう。
Amazonでは、プライムデーやブラックフライデーなどの大型セールで、iPhoneが割引価格で販売されることがある。タイムセールで大幅に値下げされるケースもあるため、セール期間中はこまめにチェックしておくと良いだろう。
ただし、楽天市場やAmazonでiPhoneを購入する際は、出品者の信頼性を確認することが大切だ。購入前にしっかりと商品説明を確認するようにしよう。
iPhoneの買い替え前にやるべき準備と注意点

ここでは、iPhoneの買い替え前にやるべき3つの準備と注意点を解説していく。
それぞれ順番に見ていこう。
データのバックアップを取る
買い替え前に必ずやっておくべきことは、データのバックアップだ。
バックアップを取っておけば、万が一データ移行中に不具合が発生しても、元の状態に復元することができる。写真、連絡先、メッセージなど、大切なデータを失わないために、必ず事前にバックアップを作成しておこう。
アプリの引継ぎ設定を行う
アプリの引継ぎ設定も、買い替え前に忘れずに行っておきたい準備だ。
多くのアプリは、新しいiPhoneにデータを移行すればそのまま使えるが、一部のアプリは事前に引継ぎ設定をしておかないと、データが消えてしまうことがある。
特に以下のアプリは、事前に引き継ぎ設定が必要かどうか確認しておこう。
- LINE
- 銀行系アプリやQR決済アプリ
- ゲームアプリ
引継ぎ設定を忘れてしまうと、アカウントが使えなくなったり、データがすべて消えてしまったりする可能性がある。新しいiPhoneを手に入れてから慌てないように、事前にしっかりと準備しておくことが大切だ。
古いiPhoneの活用・処分方法を決める
買い替え前に、古いiPhoneをどうするかも決めておこう。
最もおすすめなのは、買取専門店で売却して、新しいiPhoneの購入費用に充てる方法だ。iPhoneは中古市場で人気が高く、機種や状態によっては数万円の買取価格がつくこともある。
買い替えを決めたら、なるべく早く売却した方が高く売れるため、事前に買取査定を依頼しておくと良いだろう。
売却せずに手元に残す場合は、サブ端末として活用する方法もある。Wi-Fiに接続すれば、音楽プレーヤーや動画視聴用の端末として使い続けることも可能だ。子ども用の学習端末や、自宅専用のカメラとして使うのも良いだろう。
古いiPhoneを処分する場合は、必ずデータを完全に消去しておこう。個人情報の漏洩を防ぐために、初期化は必ず行うようにしてほしい。
iPhoneの買い替え時期に関するよくある質問

ここでは、iPhoneの買い替え時期に関してよくある質問と答えを掲載していく。
iPhoneは何年使うのが一番お得?
新品でiPhoneを購入した場合、コストパフォーマンスを重視するなら3〜4年使用するのがベストです。
3〜4年であれば、普通に使用している限り何らかの部品が故障する可能性も低く、快適に使い続けることができるでしょう。買取価格もある程度維持されているため、売却して次のiPhoneの購入費用に充てることが可能です。
中古でiPhoneを購入した場合は、発売からの経過年数やバッテリーの状態によって使用可能期間が異なります。発売から6年以上経過している機種はiOSサポート終了が近いため、早めの買い替えを検討した方が良いでしょう。
iPhoneのバッテリー寿命は何年?
iPhoneのバッテリー寿命は、一般的に2〜3年が目安となっています。
ただし、バッテリーの劣化スピードは使い方や充電習慣によって大きく異なります。高温環境での使用や、100%まで充電したまま長時間放置する習慣があると、劣化が早まる傾向にあるので注意が必要です。
2026年に買い替えるならどの機種がおすすめ?
2026年に買い替える場合、iPhone13シリーズ以降のモデルがおすすめだ。
iPhone13シリーズは2021年に発売されたモデルだが、iOSサポート期間を考慮すると、2030年のiOS30がリリースされるまでは最新のiOSバージョンにアップデートできると予測される。
つまり、2026年に購入しても、そこから約4年間は最新のiOSを利用できる計算だ。セキュリティ面でも安心して使い続けることができるだろう。
iOSサポートが終了したら買い替えるべき?
iOSサポートが終了したモデルについては、買い替えをおすすめしています。最新iOSバージョンへのアップデートできなくなると、利用できないアプリが増えていくので、メイン機として使うのはかなり不便になってくるでしょう。
また、セキュリティアップデート(マイナーアップデート)が完全に終了すると、個人情報流出などの危険が一気に高まるので、できる早めに買い替えた方が良いでしょう。
まとめ:iPhoneの買い替え時期は判断基準を理解して賢く行動しよう

iPhoneのベストな買い替え目安は新品で購入してから3〜4年だ。
中古で購入したiPhoneは、発売からの経過年数や購入時のバッテリーの状態によって買い替え時期が異なるが、発売から6年以上経過した機種はiOSサポート終了が近いため、早めの買い替えを検討した方が良いだろう。
お得に買い替えるなら、新型発表直後か年末年始のセール時期がおすすめだ。型落ちモデルや中古iPhone、Apple認定整備済製品を活用し、古いiPhoneは早めに買取に出すことで、費用を抑えることができる。
買い替え前には、バックアップとアプリの引継ぎ設定を忘れずに行おう。本記事を参考に、自分にとって最適なタイミングで賢く買い替えてほしい。



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