「iPadを買うメリットは何?」
「iPadとiPhoneやMacBookとの違いは?」
「本当にiPadが必要なのか判断できない」
iPadの購入を検討しているが、高額な買い物だけに慎重に判断したいと考えている人は多いことだろう。
この記事では、Apple製品買取販売店を10年以上経営してきた経験を持つ筆者が、以下の内容を詳しく解説していく。
この記事を読めば、iPadの具体的なメリット・デメリットを正しく理解し、自分にとって本当に必要かどうかを判断できるようになるだろう。
iPadで生活の質を向上させたい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてほしい。

みっつー
元Apple製品買取販売&修理店社長
Apple製品買取販売&修理店を2012年から10年以上運営→7店舗まで拡大した実績あり→1店舗の最高年間売上1億4千万円達成→事業譲渡→現在はフリーランスとして活動中
▼取得済試験
・スマートフォン・モバイル実務検定試験
・モバイル技術基礎検定試験
iPadとは?iPhoneやMacBookとの違いを理解しよう

購入後に後悔しないようにするには、iPadがどのようなデバイスなのか、iPhoneやMacBookとどう違うのかを事前に正しく理解しておくことが重要となる。
そこでここでは、以下の項目を詳しく解説していく。
順番に詳しくみていこう。
iPadの基本的な特徴
iPadは、タッチスクリーンで操作するタブレット端末で、画面サイズは8.3インチから13インチまで幅広く展開されている。iPhoneより大きく、MacBookより軽量という特徴を持つデバイスだ。
そしてiPhoneと同じOSをベースにしたiPadOSというオペレーティングシステムで動作する。そのため、App Storeからアプリをダウンロードしてすぐに使用できる環境が整っている。
バッテリーは最大10時間程度駆動するため、外出先でもほぼ充電を気にせず長時間使用できる点も魅力的だ。
iPadとiPhoneの違い
iPhoneとの最も大きな違いは画面サイズにある。iPhoneは片手で操作できるサイズ感を重視しているのに対し、iPadは両手で持つことを前提とした大画面設計となっている。
iPhoneは常に持ち歩く携帯電話としての役割が中心だが、iPadは自宅や職場、カフェなどで腰を据えて作業するシーンに適している。
通話機能については、iPadではiPhoneのようにキャリアの回線を使った電話はできない。ただし、FaceTimeやLINEなどのアプリを使った通話は問題なく可能となっている。
iPadは画面が大きい分、動画視聴や電子書籍の閲覧、書類作成などの作業がiPhoneよりも快適にできる。Apple Pencilに対応しているモデルでは、手書きメモやイラスト制作も可能だ。
iPadとMacBookの違い
MacBookはノートパソコンとして、本格的な作業に特化した設計となっている。キーボードとトラックパッドでの操作が基本で、macOSという独自のOSで動作する仕組みだ。
一方、iPadはタッチ操作が基本となっており、直感的に使えるという利点がある。必要に応じてキーボードを接続できるが、MacBookほど複雑な作業には向いていない。
重量面では、iPadの方が圧倒的に軽く、持ち運びやすさで優れている。MacBookは高度な動画編集やプログラミングなど専門的な作業に適しているのに対し、iPadは日常的な作業を快適にこなすことに長けたデバイスだと言えるだろう。
iPadのメリット10選

ここでは以下の通り、iPadを購入することで得られる特に注目すべき10のメリットについて詳しく解説していく。
メリットの理解は、iPadが自分にとって本当に必要かどうかを判断するための材料になるだろう。
それでは10のメリットを順番に詳しくみていこう。
1.タッチ操作で誰でも簡単に使いこなせる
iPadの最大の魅力は、直感的なタッチ操作で誰でも簡単に使いこなせる点にある。
画面を指でタップしたり、スワイプしたりするだけで操作できるため、パソコンの操作に不慣れな人でもすぐに使い始められる。
キーボードやマウスの使い方を覚える必要がなく、見たい場所を直接触って操作できる。そのため、子供から高齢者まで、幅広い年齢層が抵抗なく使えるデバイスだと言えるだろう。
アプリの起動や切り替えも画面上のアイコンをタップするだけなので、複雑な操作を覚える手間がかからない。
2.Apple Pencilで手書きメモやイラストが自由に描ける
Apple Pencilに対応しているモデルでは、紙にペンで書くような感覚で手書きメモやイラストを描くことができる。筆圧を感知する機能により、線の太さや濃淡を自在にコントロールできる点も魅力的だ。
会議中のメモ取りや、勉強のためのノート作成、アイデアスケッチなど、さまざまな場面で活用できる。紙のノートと違って、書いた内容をデジタルデータとして保存できるため、後から検索したり整理したりするのも簡単だ。
イラスト制作アプリを使えば、本格的なデジタルアートも制作できる。趣味でイラストを描きたい人にとって、iPadとApple Pencilの組み合わせは非常に強力なツールとなるだろう。
3.iPhoneより長期間使用できて買い替え頻度が少ない
iPadはiPhoneと比較して、1台を長期間使い続けられる傾向にある。iPhoneは毎日持ち歩いて頻繁に使用するため、物理的な損傷が起こりやすい。
一方でiPadは、腰を据えて使用することが多く、落下などによる損傷リスクは少ない。そのため、4年から5年程度は快適に使い続けられるケースが多い。
Appleは古いモデルに対しても長期間OSアップデートを提供しているため、セキュリティ面でも安心して使い続けられる環境が整っている。
4.大画面で動画や電子書籍が快適に楽しめる
iPadはiPhoneと比べて画面が大きいため、動画視聴や電子書籍の閲覧が格段に快適になる。NetflixやYouTubeなどの動画配信サービスを大画面で楽しめば、まるで小型テレビのような体験ができるだろう。
電子書籍については、小説や漫画、雑誌など、さまざまなジャンルの本を快適に読める。特に漫画や雑誌は、紙の本に近いサイズで表示できるため、iPhoneでは読みづらかった細かい文字もはっきりと見える。
ソファやベッドでリラックスしながら、お気に入りのコンテンツを楽しむのには最適なデバイスだ。
5.写真・動画編集などクリエイティブ作業がスムーズにできる
iPadには高性能なプロセッサが搭載されているため、写真編集や動画編集といったクリエイティブな作業もスムーズにこなせる。App Storeには、プロ向けの編集アプリから初心者向けの簡単なアプリまで、幅広い選択肢が用意されている。
旅行で撮影した写真をその場で編集したり、子供の運動会で撮った動画を家族向けのムービーに仕上げたりといった作業が、iPadだけで完結できる。
大画面と直感的な操作性により、MacBookを使うほどではない軽い編集作業なら、iPadの方が手軽で効率的な場合も多い。
6.瞬時に起動してアプリの動作も快適
iPadは電源ボタンを押せば、わずか数秒で起動して使い始められる。MacBookのように起動を待つ時間がほとんどないため、思い立ったときにすぐ使えるという利点がある。
アプリの起動や切り替えも非常に高速で、ストレスを感じることが少ない。ウェブブラウジング、メールの確認、書類の閲覧など、日常的な作業をサクサクとこなせる快適さは、一度体験すると手放せなくなるだろう。
処理速度が速いため、複数のアプリを同時に開いていても動作が重くなりにくい点も魅力的だ。
7.キーボードと組み合わせて資料作成が効率化できる
iPadは純正のMagic KeyboardやSmart Keyboardをはじめ、さまざまなBluetoothキーボードと接続できる。キーボードを組み合わせれば、メールの返信や文書作成といった作業が格段に効率化される。
外付けキーボードを使用すれば、MacBookに近い感覚で文字入力ができるようになるため、プレゼン資料やレポート作成など、ある程度まとまった文章を書く作業も苦にならなくなるだろう。
必要なときだけキーボードを接続し、それ以外はタブレットとして使えるという柔軟性が、iPadの大きな強みだと言える。
8.iPhoneやMacBookとデータを自動同期できる
iCloudを利用すれば、わざわざ画像やファイルなどのデータを転送しなくても、他のAppleデバイスから同じデータにアクセスできる環境が整う。
iPhoneで撮影した写真をiPadの大画面で確認したり、MacBookで作成した書類をiPadで外出先から確認したりといった使い方が可能となるのだ。
Apple製品同士の連携機能により、シームレスなデジタル環境を構築できる点は、他のメーカーにはない大きなメリットとなっている。
9.外出先でも高画質・高音質のコンテンツを楽しめる
iPadは優れたディスプレイとスピーカーを搭載しているため、高品質な映像と音声を楽しめる。Retinaディスプレイによる鮮明な画質は、映画や動画を観る際に没入感のある体験を提供してくれる。
ステレオスピーカーによる迫力ある音響も魅力的で、自宅でのリラックスタイムに最適だ。通勤電車などの移動中にはAirPodsを利用することで、高品質なサウンドを堪能できる。
飛行機や新幹線での移動中や、ホテルでの滞在時にも、十分な満足感が得られるだろう。
10.軽量コンパクトで持ち運びやすい
iPadはMacBookと比較して軽量で薄いため、カバンに入れても重さを感じにくく、通勤時に毎日持ち歩く場合でも、肩や腰への負担が少なくて済む。
出張や旅行の際など、荷物を軽くしたいときにも重宝するデバイスだと言えるだろう。
薄型設計により、ビジネスバッグにもすっきりと収まるため、携帯性を重視する人にとって理想的な選択肢となる。
iPadのデメリット3つ

ここでは、特に重要なiPadの3つのデメリットについて詳しく解説していく。
これらのデメリットを把握した上で、自分にとってiPadが本当に必要かどうかを冷静に判断することが大切だ。
それでは、iPadのデメリットについて順番に詳しくみていこう。
1.価格が高く初期費用がかかる
iPadの最大のデメリットは、価格の高さにある。本体の定価に関しては、最も安価なモデルでも5万円台からとなっており、最も高額なモデルになると20万円を超える価格設定となっている。
Apple Pencilやキーボードなどのアクセサリーを全て純正品で追加購入すると、さらに数万円の出費が必要となってしまう。
保護ケースやフィルムなども必要になるため、本体だけの価格で判断せず、トータルコストを考慮して購入を検討することが重要だ。
2.パソコンの完全な代替にはならない
iPadは多くの作業をこなせるデバイスだが、MacBookのような本格的なパソコンの完全な代わりにはならない。複雑なファイル管理や、高度なプログラミング、本格的な動画編集といった作業には向いていない。
iPadOSはタブレット向けに最適化されているため、デスクトップ版のソフトウェアが使えない場合もある。そのため、仕事で特定のソフトウェアを使う必要がある場合など、iPadだけでは業務を完結できないケースがある。
パソコンの代わりとして購入を検討している場合は、自分の用途に本当に対応できるかを慎重に確認する必要があるだろう。
3.モデルやストレージ容量の選択肢が多く迷いやすい
iPadには、mini、無印、 Air、Proという4つのモデルがあり、それぞれストレージ容量も複数の選択肢が用意されている。そのため、初めてiPadを購入する人にとっては、どのモデルを選べば良いのか判断がむずかしいかもしれない。
Wi-FiモデルとCellularモデルの選択も必要で、購入前に十分な情報収集と検討が求められる。選択肢が多いことは利点でもあるが、決断までに時間がかかるというデメリットにもなり得るのだ。
iPadを買うべき人の5つの特徴

iPadは万人に適したデバイスとは言えないが、特定のニーズを持つ人にとっては非常に価値のある投資となる。
そこでここでは、以下の通りiPadの購入が特におすすめな人の特徴を4つ解説していく。
自分がこれらの特徴に当てはまるかどうかを確認することで、購入の判断材料にしてほしい。
それぞれ順番に詳しくみていこう。
1.通勤時間や隙間時間を有効活用したい人
毎日の通勤時間や、ちょっとした待ち時間を有意義に過ごしたいと考えている人には、iPadが最適なツールとなる。iPhoneより大きな画面で電子書籍を読んだり、オンライン講座で学習したりすることで、移動時間を自己成長の時間に変えられる。
電車やバスの中など、MacBookを広げるスペースがない場所でも、iPadなら膝の上に置いて快適に作業できる。
片道1時間の通勤時間があれば、月に約40時間もの学習時間を確保できる計算になる。この時間を活用すれば、新しいスキルの習得やキャリアアップにつながるだろう。
2.子供の教育や知育に力を入れたい人
子供の教育にデジタルツールを取り入れたいと考えている人にとって、iPadは非常に有用なデバイスだ。App Storeには、年齢に応じた知育アプリや学習アプリが豊富に揃っている。
タッチ操作が直感的なため、小さな子供でも簡単に扱える点が大きな利点となる。親子で一緒にお絵かきアプリを使ったり、絵本アプリで読み聞かせをしたりと、コミュニケーションツールとしても活躍するだろう。
スクリーンタイム機能を使えば、子供の使用時間を制限することも可能だ。適切に管理しながら、子供の学習習慣を育てるサポートができる。
3.イラストやデザインなどクリエイティブな作業をしたい人
趣味でイラストを描いたり、デザイン作業をしたりする人にとって、iPadとApple Pencilの組み合わせは理想的な環境を提供してくれる。
Procreateなどの人気アプリを使って描いた作品をすぐにSNSで共有したり、印刷したりすることができる手軽さは非常に魅力的だ。
場所を選ばず創作活動ができるため、カフェや旅行先でもインスピレーションが湧いたときにすぐ制作を始められる。
4.電子書籍や動画を大画面で楽しみたい人
読書や動画視聴が趣味の人にとって、iPadの大画面は大きな魅力となる。iPhoneでは画面が小さくて目が疲れてしまうが、iPadなら快適に長時間楽しめる。
漫画や雑誌は、紙の本に近いサイズで表示できるため、細かい描写もしっかりと確認できる。NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスも、迫力ある映像で楽しめるだろう。
ソファやベッドでリラックスしながらコンテンツを楽しむスタイルが好きな人にとって、iPadは最高のエンターテインメントデバイスとなるはずだ。
5.すでにiPhoneやMacを使っている人
すでにiPhoneやMacを使っている人にとって、iPadはApple製品間の連携をさらに便利にする最適なデバイスとなる。なぜなら、iCloudによる自動同期機能により、すべてのデバイス間でシームレスにデータを共有できる環境が整うからだ。
たとえば、iPhoneで撮影した写真をiPadの大画面で編集したり、MacBookで作成した書類をiPadで外出先から確認したりと、デバイス間の連携がスムーズに行えるようになる。
Apple製品同士の相性の良さを最大限に活用できるようになるため、すでにiPhoneやMacを使っているなら、iPadを追加することで生産性と利便性が大きく向上するだろう。
【用途別】iPadのおすすめ機種と選び方

iPadには複数のモデルが存在し、それぞれ異なる特徴を持っている。
そこでここでは、どのモデルがどのような人に向いているのかを詳しく解説していくので、自分の用途や予算に合わせて、最適なモデルを選ぶ参考にしてほしい。
それでは、 順番に詳しくみていこう。
iPad mini:コンパクトさ重視で持ち運びたい人向け
iPad miniは、小型ディスプレイを搭載した最もコンパクトなモデル。重量も非常に軽く、片手で持っても苦にならないサイズ感が最大の特徴となっている。
通勤時の電車内で電子書籍を読んだり、カフェでメモを取ったりするのには最適で、カバンの中でもかさばらず、持ち運びの負担が少ない。
画面が小さい分、動画編集やイラスト制作といった作業には向いていないが、iPadを常に持ち運びたいという人には非常におすすめのモデルだ。
最新モデルの定価は以下の通り。
iPad mini 第7世代価格表(定価)
容量 | Wi-Fi | Cellular |
---|---|---|
128GB | 78,800円 | 104,800円 |
256GB | 94,800円 | 120,800円 |
512GB | 130,800円 | 156,800円 |
iPad miniを少しでも安く、お得に購入したいという方は「iPad miniを安く買う方法10選と第7世代・第6世代のおすすめ購入先を徹底解説」を読んでみてほしい。

無印iPad:コスパ重視で初めてiPadを買う人向け
無印iPadは、最もスタンダードなモデル。価格と性能のバランスが優れていて、日常的な作業を快適にこなせる性能を持っている。
定価は5万円台からとなっており、iPadシリーズの中では最も手頃な価格設定だ。低価格であっても、Apple Pencil(第1世代)とMagic Keyboard Folioに対応しているため、イラストを描いたり文書を作成するのにも活用できる。
初めてiPadを購入する人や、特別な高性能を必要としない人にとって、最もコスパの良い選択肢となるだろう。動画視聴、ウェブ閲覧、イラスト制作、書類作成といった一般的な用途であれば、十分な性能を発揮してくれる。
最新モデルの定価は以下の通り。
無印iPad 第11世代価格表(定価)
容量 | Wi-Fi | Cellular |
---|---|---|
128GB | 58,800円 | 84,800円 |
256GB | 74,800円 | 100,800円 |
512GB | 110,800円 | 136,800円 |
iPad Air:バランス重視で幅広く活用したい人向け
iPad Airは、性能と価格のバランスに優れた中位モデルだ。最新モデルでは、11インチと13インチの2つのサイズから選べて、高性能なM3チップを搭載しているため、本格的なクリエイティブ作業にも対応できる。
Apple PencilとMagic Keyboardにも対応しているので、イラスト制作や文書作成など、幅広い用途で活躍してくれる。無印iPadよりも処理速度が速く、動画編集や写真編集といった負荷の高い作業もスムーズにこなせる点が魅力的だ。
価格はiPad Proと無印iPadの中間に位置する。性能を求めつつも、予算を抑えたい人にとって理想的な選択肢となるだろう。
最新モデルの定価は以下の通り。
iPad Air 第6世代価格表(定価)
容量 | サイズ | Wi-Fi | Cellular |
---|---|---|---|
128GB | 11インチ | 98,800円 | 124,800円 |
256GB | 11インチ | 114,800円 | 140,800円 |
512GB | 11インチ | 150,800円 | 176,800円 |
1TB | 11インチ | 186,800円 | 212,800円 |
128GB | 13インチ | 128,800円 | 154,800円 |
256GB | 13インチ | 144,800円 | 170,800円 |
512GB | 13インチ | 180,800円 | 206,800円 |
1TB | 13インチ | 216,800円 | 242,800円 |
iPad Airを少しでも安く、お得に購入したいという方は「iPad Airを安く買う方法10選!新品・中古をお得に購入するための完全ガイド」を読んでみてほしい。

iPad Pro:プロ仕様の高性能を求めるクリエイター向け
iPad Proは、iPadシリーズの最上位モデルで、11インチと13インチの2つのサイズから選べる。M4チップを搭載し、MacBookに匹敵する処理性能を持っている。
本格的な動画編集や、高度な写真編集、3Dモデリングといったプロレベルの作業にも対応可能だ。
価格は高額だが、仕事でクリエイティブ作業を行う人や、最高の性能を求める人にとっては投資する価値がある。
ただし、趣味レベルの使用であれば、他のモデルで十分な場合が多いため、本当にProの性能が必要かどうかを慎重に検討する必要があるだろう。
最新モデルの定価は以下の通り。
iPad Pro 第7世代価格表(定価)
容量 | サイズ | Wi-Fi | Cellular |
---|---|---|---|
256GB | 11インチ | 168,800円 | 204,800円 |
512GB | 11インチ | 204,800円 | 240,800円 |
1TB | 11インチ | 272,800円 (288,800円) | 308,800円 (324,800円) |
2TB | 11インチ | 340,800円 (356,800円) | 376,800円 (392,800円) |
256GB | 13インチ | 218,800円 | 254,800円 |
512GB | 13インチ | 254,800円 | 290,800円 |
1TB | 13インチ | 322,800円 (338,800円) | 358,800円 (374,800円) |
2TB | 13インチ | 390,800円 (406,800円) | 426,800円 (442,800円) |
iPad Proを少しでも安く、お得に購入したいという方は「iPad Proを安く買う方法はコレ!コスパ重視で失敗しない購入ガイド」を読んでみてほしい。

iPadの具体的な活用法7選

iPadを購入しても、具体的にどう活用すれば良いのか分からないという人も多い。
そこでここでは、日常生活や仕事で実際に役立つiPadの活用法を7つ紹介していく。
これらの活用法を参考にすれば、iPadを最大限に活かした生活を送ることができるはずだ。
それでは、具体的な活用法を順番にみていこう。
1.電子書籍やオンライン講座で効率的に学習する
iPadでKindleアプリを使えば、数千冊の本をいつでもどこでも読める環境が手に入る。
UdemyやSchooといったオンライン講座アプリを活用すれば、ビジネススキルやプログラミング、デザインなど、幅広い分野の学習が手軽にできる。
イヤホンを活用すれば、カフェや図書館、通勤時間であっても周囲を気にせず集中して学べるので、隙間時間を有効活用したい人にとってiPadは、理想的な学習ツールとなるだろう。
通勤時間や休憩時間を自己投資の時間に変えることで、長期的なキャリアアップにつながるはずだ。
2.仕事の資料やPDFをペーパーレスで管理する
iPadを使えば、紙の資料をすべてデジタル化して管理できる。Apple PencilでPDFファイルに直接書き込むこともできるため、会議資料への注釈やメモ取りも簡単だ。
GoodNotesやNotabilityといったアプリを使えば、資料をフォルダ分けして整理したり、必要な情報を検索したりすることも可能。紙の書類を持ち歩く必要がなくなるため、カバンが軽くなり、重要な資料を紛失するリスクも減らせる。
クラウドに保存しておけば、いつでもどこからでも必要な資料にアクセスできる環境が整うため非常に便利だ。
3.子供と一緒に知育アプリやお絵かきを楽しむ
iPadは、親子のコミュニケーションツールとしても優れている。年齢に応じた知育アプリを使えば、楽しみながら子供の学習をサポートできる。
お絵かきアプリを使って一緒に絵を描いたり、写真に落書きをしたりする時間は、子供との大切な思い出になるだろう。絵本アプリを使えば、寝る前の読み聞かせも楽しく行える。
ただし、使いすぎには注意が必要だ。スクリーンタイム機能を活用して、適切な使用時間を設定することをおすすめする。
4.レシピアプリを見ながらキッチンで料理する
iPadは、キッチンでの料理にも活躍する。クックパッドやクラシルといったレシピアプリを開いておけば、スマートフォンより大きな画面で手順を確認できる。
動画レシピなら、調理の流れを視覚的に把握できるため、料理初心者でも失敗しにくい。タイマー機能を使えば、煮込み時間や茹で時間の管理も簡単だ。
防水ケースに入れておけば、水や油が飛んでも安心して使える。iPadを活用して料理をすれば、新しいレシピに挑戦する楽しみが増えるだろう。
5.Apple Pencilで手書きノートやイラストを描く
Apple Pencilを使えば、iPadが高性能なデジタルノートに変わる。会議や授業のメモを手書きで取れば、タイピングよりも素早く記録できる場合が多い。
手書き文字を後からテキストに変換する機能があり、検索や編集も簡単にできる。
イラストを趣味にしている人なら、Procreateなどの本格的なお絵かきアプリで作品制作が可能だ。
紙のノートと違って、何度でも修正できる点や、色や太さを自由に変えられる点が魅力的だ。
6.動画編集や写真編集でクリエイティブ作業をする
iPadには、iMovieやLumaFusionといった動画編集アプリが用意されている。旅行で撮影した動画を編集して、家族や友人に共有すれば喜ばれるだろう。
写真編集についても、Adobe LightroomやAffinity Photoなど、プロレベルのアプリが使える。iPadは指で直感的に操作できるため、マウスやトラックパッドよりも細かい調整がしやすい場合もある。
SNSに投稿する前に、iPadでサッと編集すれば、より魅力的なコンテンツを作れるはずだ。
7.サブディスプレイとしてMacの作業効率を上げる
SidecarやUniversal Controlといった機能を使えば、iPadをMacのサブディスプレイとして活用できる。メインディスプレイで作業しながら、iPadで資料を表示したり、メールをチェックしたりすることが可能だ。
画面が増えることで、複数のアプリを同時に確認できるため、作業効率が大幅に向上する。外出先でも、iPadを持っていくだけでデュアルディスプレイ環境を構築できる点は大きなメリットだ。
Apple製品同士の連携機能を最大限に活かせる使い方だと言えるだろう。
iPadのメリット・デメリットに関するよくある質問

ここでは、iPadのメリットやデメリットに関して購入検討者から寄せられることの多い質問に答えていく。
購入前の疑問を解消して、自分に合った選択をするための参考にしてほしい。
iPadはMacBookの代わりになる?
いいえ。iPadはMacBookの完全な代替品にはなりません。ただし、用途によっては代わりとして十分に使うことができます。
iPadは、メールやウェブ閲覧、文書作成や画像・動画編集といった基本的な作業であれば、問題なくこなすことが可能です。
MacBookのように外付けキーボードやマウスを接続すれば、作業効率はさらに向上しますが、複雑なExcel作業や高度な動画編集、プログラミングといった専門的な業務には向いていません。
iPadとiPhoneの両方を持つメリットはある?
はい。iPadとiPhoneを両方持つことで、それぞれの長所を活かした使い分けができるため、メリットは十分にあります。
たとえば、iPhoneは常に持ち歩いて電話やメッセージ、ちょっとした確認作業に使い、iPadは自宅や職場、カフェや図書館などで腰を据えた作業に使うという役割分担が可能です。
さらに、iCloudによる自動同期により、iPhoneで撮影した写真をiPadの大画面で編集したり、iPhoneで受け取ったメールをiPadで返信したりと、シームレスな連携も可能となります。
iPadの整備品にデメリットはある?
はい。Apple認定整備済製品にもいくつかのデメリットが存在します。
最も大きなデメリットは、在庫が不安定で希望のモデルや容量がすぐに手に入らない点です。人気のモデルはすぐに売り切れてしまうため、こまめにチェックする必要があります。
元箱が新品のような豪華な化粧箱ではなく、シンプルな白箱になる点も、プレゼント用として購入する場合にはデメリットとなるでしょう。
ただし、品質は新品同様で保証内容も変わらないため、これらのデメリットが気にならなければ、費用を抑えて購入できる優れた選択肢となり得ます。
Apple認定整備済製品について詳しくは、「Apple認定iPad整備品のデメリットとは?メリットと比較して賢く購入」を読んでみてください。
iPadを買って後悔する人の特徴は?
iPadを買って後悔しやすいのは、主に以下の3つのタイプの人です。
1:PCの完全な代替品として購入した人
iPadOSの制限により、パソコンでできる作業の一部はiPadでは対応できないため、期待とのギャップに失敗したと感じる場合が多いでしょう。
2:明確な使用目的なく購入した人
「なんとなく便利そう」という理由だけで買ってしまうと、結局使わなくなってタンスの肥やしになってしまう可能性が高いでしょう。
3:スマホだけで満足している人
購入前に具体的な使用場面をイメージし、自分の用途に本当に合っているかを確認することが、後悔しない購入のポイントとなります。
中古のiPadを買うデメリットはある?
はい。中古iPadの購入にはいくつかのデメリットが存在します。
デメリットの一つは、バッテリーの劣化状態が不明な点です。前の所有者の使い方によっては、購入後すぐにバッテリー交換が必要になる可能性もあります。中古品の場合は、AppleCare+に加入できない場合がほとんどで、故障時の修理費用が高額になるリスクもあります。
メーカー保証期間も短いか、すでに切れている場合が多いため、購入後のトラブルに対する備えが薄いと言えます。
ただし、優良な中古販売店で購入すれば、販売店独自の保証が付いているので安心できます。中古iPadを購入する場合は、信頼できる販売店を選ぶことが重要です。
まとめ:iPadのメリット・デメリットを理解して後悔しない選択をしよう

iPadには数多くのメリットがある一方で、購入前に理解しておくべきデメリットも存在する。本記事で解説した内容を踏まえて、購入前に自分にとって本当に必要なデバイスかどうかを冷静に判断することが重要だ。
iPadの主なメリットは以下の通り
- 直感的なタッチ操作
- Apple Pencilで手書きが可能
- iPhoneより長期間使える
- 大画面で快適なコンテンツ視聴
- クリエイティブ作業に対応
- 瞬時に起動し動作が快適
- キーボードで作業効率化
- Apple製品間でデータ自動同期
- 高画質・高音質
- 軽量で持ち運びやすい
デメリットとしては、本体とアクセサリーで高額になる点、パソコンの完全な代替にはならない点、モデル選択で迷いやすい点が挙げられる。
iPadを買うべき人の特徴は以下の通り
- 隙間時間を有効活用したい人
- 子供の教育に力を入れたい人
- クリエイティブ作業をしたい人
- 大画面でコンテンツを楽しみたい人
- iPhoneやMacを使っている人
購入する場合は、用途に応じてモデルを選ぶことが大切だ。
コンパクトさ重視ならiPad mini、コスパ重視ならiPad(無印)、バランス重視ならiPad Air、プロ仕様ならiPad Proを選ぶと良い。
予算を抑えたい場合は、Apple認定整備済製品や優良中古販売店での購入が優れた選択肢となる。
本記事で解説したメリット・デメリットを参考に、自分のライフスタイルに合った選択をして、後悔のないiPad生活を始めてほしい。
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